幸福の科学の奴隷契約

清水富美加の突然の芸能界引退からカルト宗教幸福の科学への出家。そして暴露本の炎上マーケティングから、例によってダミー団体の設置と。

「芸能人の労働環境を糺す会」だそうですが、行動パターンもダミー団体のネーミングセンスも、一連のシナリオを誰が考えたのかが一目瞭然の、発想が貧困でまったく進歩がないですね。

創価戦2c
95.3.1 10:02(94.3.1と記載ミス)【パトリオット戦略】

「日蓮正宗有識者の会」
「創価暴力学会被害者の会」
「日本のKGB化を憂える会」


大川直筆の対創価学会攻撃指示書で、得意の怪文書ビラまき作戦が記載されており、大川発案のダミー団体名には「千眼美子」に通じる命名センスのなさが伺えます。

今回もきっと「パトリオットを打ち込む」とか言って興奮して始めたのでしょうが、2~3カ月くらいかけて準備した割に練り込みが甘く、拙速に事を運んでしまって、教団はもうオプションを使い切ってしまいました。

今年は伝道の年だそうで、本来、広報活動は、現場前線の後方支援的な役割のはずだと思いますが、味方の地上部隊ごと爆撃して、気前よく焦土と化してしまった感じです。

これでは信者が日常これから信仰告白などしようものなら、状況を起こす以前より遥かに冷たく厳しいレスポンスが待っていることでしょう。清水富美加にも教団にも、いまや反感と嫌悪、嘲笑ばかりで、もはや好意的な芽など、どこにも生えていません。

ちなみに紹介がてら、今回ダミー団体の代表に収まった弁護士の松井妙子というのは、日本におけるスラップ(威圧訴訟・恫喝訴訟)の典型として語り継がれている、幸福の科学が山口広弁護士に対して行い敗訴した裁判の際の、教団側代理人のひとりだった者です。
SLAPP指示書
大川直筆のSLAPP(威圧恫喝訴訟)指示書

さて、現在の騒動の中で、芸能事務所の労働条件に対して、教団はそれを「奴隷」などという表現で批判して自己正当化を謀っていましたが、職員当時の明細を見つけたついでにもうひとつ、芸能界など可愛いくらいの、幸福の科学職員の残酷な現実をお示ししておきます。


今回根拠とするのは、以下の2つです。

91.9 明細内訳
1991年9月明細内訳

【 支 給 】 総支給額 ¥308,148円

内訳 
基本給  ¥140,000円
調整費B ¥20,000円
調整費2 ¥148,148円

【 控 除 】 控除合計 ¥36,024円

内訳 
健康保険 ¥6,720円 厚生年金保険 ¥11,600円 雇用保険 ¥1,694円

課税対象額 ¥288,134円

所得税 ¥16,010円

【差引支給額】 ¥272,124円

出勤日数 21日


※私は91年8月1日付の入局であったので、教団の経理の都合から8月には支給はなく、この9月度に2か月分が合算(調整費2が8月分ということ)されており、これが職員として初めての給与でした。
調整費Bというのは、本来の基本給が¥160,000円であるところ、入局から半年は試用期間として、このような処理になっています。

91.10 明細内訳
1991年10月明細内訳

【 支 給 】 総支給額 ¥160,000円

内訳 
基本給  ¥140,000円
調整費B ¥20,000円

【 控 除 】 控除合計 ¥24,760円

内訳 
健康保険 ¥6,720円 厚生年金保険 ¥11,600円 雇用保険 ¥880円

課税対象額 ¥140,800円

所得税 ¥5,560円

【差引支給額】 ¥135,240円

出勤日数 21日


上記は入局したての頃のものなので住民税の特別徴収がありませんが、それ以外は前の記事で掲載した明細の内容と基本的に違いはありません。

今回この明細を掲載したポイントは、その時期にあります。
1991年の9月から10月と言えば、幸福の科学が講談社に対して、大川隆法の号令のもと、電話・FAX攻撃やデモ等の組織的な威力業務妨害を行った「講談社フライデー事件」のころに当たります。

警護課章

こちらは警護課の職員章
通常は銀イブシの職員章をしますが、講演会時など課員の判別を高めるために、警護課だけが付けていたバッチです。一般会員さんがしていた黄色のバッチを特注で赤くしたもので、9つくらいしか作られなかったとのこと。退職時に職員章と一緒に返却しようとしたら、警護課は解散してもうないから記念にあげますと言うので、保存しておきました。
私は総合本部事務局秘書部警護課の職員として入局していたので、職員になって1カ月の頃にこの状況に当たることとなりました。

さて、フライデー事件の勃発は、世間的には91年9月2日となっていますが、教団内では8月31日に、大川が急遽紀尾井町の総合本部に出向いて講談社攻撃を指示し、夕方には中野富士見町にあった関東本部に信者を動員して、まずフライデー次号を休刊に追い込むと宣言するなど、2日前から始まっています。

私は翌9月1日から、大川家長男の宏洋と長女の沙也加、自宅家事手伝いの女性職員4名をともなって、当時教祖補佐であった大川きょう子の実家である秋田まで連れて行き、一週間少しの間滞在し、現地にマスコミ等の訪問がないと判断した段階で、子供と女性職員を残して帰京。すぐに他の課員と合流して、事件発生前から、マスコミを恐れて都内のホテル等を転々と逃げ回っていた大川夫婦に、結局のところ10月下旬のベイNKホールでの講演会を最後に警護課が解散になるまで同行していました。

結局、着替えを取りに半日程度の帰宅をたまにする以外は、日中はずっと大川らに同行し、夜は宿舎の近所か、練馬の自宅横の警護課詰め所に待機しつづけ、8月末から約50日間休みなしです。

時間外労働はいったい何時間になっていたのでしょうか。
明細上は21日の記載ですが、勤怠管理など全くなく、実際の状況は何ひとつ反映していません。凄まじいこき使い方で本当に滅茶苦茶に疲労困憊しました。

信者も職員も愚かな教祖に振り回され、フライデーも通常営業のまま、一方で教団の財務は切迫し、また世間から完全にカルト認定を受けただけのオチでしたが、大川隆法の小心で臆病な人間性をじっくり観察できたことが、せめてもの慰めです。

月給5万円 #alt-facts

カルト宗教の幸福の科学のセオリーとして、鉄板の法則があります。
それは、大川や教団の発言や行為はブーメランとなって、必ず墓穴を掘るということです。

ネット上の、教団擁護の提灯記事コメント欄には、「ヤフコメ菩薩」や「そう思う菩薩」が世論誘導せんと獅子奮迅していますが、清水富美加を教団広告塔に利用してのこの騒動も、風向きが怪しくなり、例によってまた芸能事務所社長の霊言などというパフォーマンスに暴走を始めました。

結局のところ、世間知らずが“ノリ”で始めて、シナリオが崩れ始めているのに引くに引けない状況なのではないでしょうか。

「幸福の科学」という名称は確かに広まりましたが、但しその前には「胡散臭いアホカルト」というオマケ付きです。

週刊誌による教団への厳しい追及も始まるところですので、今回は箸休めに、先日の記事でも指摘した例の5万円について、教団はまだ怪しい主張にしがみついていますが、では教団自身はどうなのかということで、参考までに職員の給与明細はどんなものかご覧に入れたいと思います。

給与明細

この明細は1993年1月の、私が脱会する直前のものです。探したら出てきました。

明細内訳

画像が小さいので転記します。

【 支 給 】 総支給額 ¥152,000円

内訳 
基本給 ¥152,000円


【 控 除 】 控除合計 ¥30,424円

内訳 
健康保険 ¥6,560円 厚生年金保険 ¥11,600円 雇用保険 ¥684円

課税対象額 ¥133,156円

所得税 ¥4,980円 住民税 ¥3,600円

その他 ¥3,000円 (植福)

【差引支給額】 ¥121,576円

出勤日数 25日

労働条件としては、休日は月曜日の週休1日。
基本的に8:00~17:00の勤務。
ただし、当時の私の職位は、総合本部事務局秘書部で徳島の善川顧問付きで、私以外にスペアがいないため、月曜も含めて昼夜問わず顧問から連絡(ポケットベル)が入れば対応する必要があり、完全オフということはなく、潜在的に24時間体制化にあります。

また、支部の仕事の支援もしていたので、時間外には地元の会員さんの集まりに顔を出します。そのことについては勤務にカウントされず残業代もありません。

また、出張手当もなし。
規定に定められていたはずの定期賞与もなし(19ヶ月在職して1度だけ1ヶ月弱分のみ。しかし10万を植福に持っていかれる)。

徳島当時は、顧問宅の近所の詰め所で寝泊まりしていたので家賃はかかりませんでしたが、芸能事務所と違って、光熱水費、電話代は自己負担。もちろん食費もつきません。
さらに、交通費はなしで全て自腹です。これはかなり響きました。
退職金もありませんでしたが、私の場合は善川顧問が気の毒に思ってか私費で餞別に10万円持たせてくれました。

徳島に赴任して最初の4か月までは、顧問宅で夕飯を共にしていたのでまだ良かったものの、大川親子の確執により顧問が名誉顧問に追いやられてからはそれもなくなり、意地でも借金するようなことはしたくなかったので、1日2食にして、毎日スーパーで売れ残りの安売り弁当で切りつめて頑張りましたが、月次で残せるのは2~3万前後が精いっぱい。

見かねた会員さんが、焼きのりや漬物を差し入れて下さったりこともありました。その当時の方々のことは、脱会した今でも懐かしく思い出し、感謝しています。

個人的には、教団の真相を探る目的で秘書任務を引き受けて行った部分もあったので、そうしたサバイバル生活も苦になりませんでしたし、いまさら労働環境の恨み節など言う気は毛頭ありませんが、こうした私の状況は必ずしも特別なものではなく、現場レベルの職員は、多かれ少なかれだいたいこんなものが現実でした。

現在も、大川の「寵愛」を受ける一部の女性幹部や周辺の茶坊主は別として、現場レベルはそう大差ないか、これ以上に酷い状況の職員もいるのではないかと思います。

教団も偉そうなことは言えないですね。

千眼美子さんも、ぜひ現場から叩き上げたら良いんじゃないでしょうか。
現場の悲喜こもごもを理解しないと、いい職員になれないです。
人々の苦労を真に知らないで、甘ったれた上から目線で衆生救済とか言っても、誰にも届きません。

大川家と清水家の2011年

清水富美加の芸能界引退・即幸福の科学へ出家の騒動について、側面の家庭環境について考えたいと思います。

マスコミの取材を受けた教団広報の里村は、清水を生まれた時からの信者と伝えました。ですが、赤ん坊がそのような選択を行えるはずがなく、このことはつまり親か他の親族が信者の、いわゆる二世信者ということを意味しています。

親類縁者が、親を差し置いて勝手に信者に仕立てるわけにはいかないでしょうから、最初に誰が信者になったかは別としても、親が信者であることは確かでしょう。

しかし、2011年前後に両親は離婚し、三姉妹の末っ子だった清水は、その後は父親に育てられてきたようです。

そして現在、「死にたい」といって突然仕事を放棄し、音信不通になるほど情緒不安定な彼女が、世俗と断絶した教団の「監視下」において、「ギリギリ」を連発しながら所属事務所批判の宗教活動を展開するのを、なるに任せているのであるから、母親の現在こそ分かりませんが、少なくともこの父親が信者であるかどうかの判断を躊躇う理由はないと思います。

清水が出演した邦画「変態仮面」について、父親が「仕事を選べ」と苦言を呈したのに対し、「ウケた!」と好演を喜んだ母親との対比に、「良心や思想信条に合わない嫌な仕事」という価値判断や表現の根源が垣間見える気もします。


ところで、清水の両親が離婚した2011年前後というのは、幸福の科学の教祖である大川隆法が、それまで教団補佐を務めてきた妻の大川きょう子と、数年の別居のあと、泥沼の離婚劇を経て離婚に至った時期と重なります。

夫の大川隆法の不貞行為から争いが激化し、夫の大川はそれまで美の女神、文殊菩薩の化身と内外に吹聴してきたきょう子を、実は裏切り者のユダでしたとして、罵詈雑言を浴びせる書籍を出版し、さらに信者を動員して「悪妻封印祈願」なる呪詛まで行って教団を永久追放しています。

きょう子の呟き
大川きょう子 係争当時の記録

妻のきょう子も、週刊誌に暴露記事を掲載したり、記者会見などで応戦、裁判の末に妻側が慰謝料を受けて離婚成立。一方の大川は離婚成立後まもなく、実娘とほとんど変わらない年齢の教団女性職員と喜びの再婚を果たしています。

幸福の科学というのは、もともと「家庭ユートピア」というものを理念の主軸にすえていましたが、教祖夫婦のこの醜い姿を目の当たりにして、多くの信者が幻滅し教団を去っています。一方、現在も残っている信者というのは、そんな状況でも大川に従ったビリーバーということです。

千眼美子こと清水富美加は、娘として信者として、両親と教祖夫婦の離婚を、一体どう受け止めたのでしょうか。
認知的不協和をどう処理したのでしょうか。
そのことが彼女に「心の傷」を負わせることはなかったのでしょうか。

何かに拘泥し心を閉ざしてしまえば、外からの声は届きませんが、だからと言って、このような環境で宗教活動をしますと言う彼女を、信仰の自由だからとか、本人が幸せならとかと言う、一見もの分かりの良さは、実はもの分かりが悪いのではないかと、私は思っています。

清水富美加の引退・出家騒動について

問題点と、それに関する疑義を少しづつ整理して行きます。
主な争点となっている労働条件について考えてみます。

城島ユウキ役(仮面ライダーフォーゼ)
「仮面ライダーフォーゼ」城島ユウキ役の頃
2011年9月4日から2012年8月26日まで放送


【報酬(5万円)について】

清水・教団側)新人の頃の給与が5万円ポッキリと主張

事務所側)そのほか家賃、水道電気代、食費、交通費を持っていたと主張

事務所が負担していたというそれらの科目の具体的支出額はまだ不明ですが、これらのほぼ全てを事務所が負担していたとすると、基本的にこれらは清水本人への手当であり、あくまで人件費として、賃借料、光熱水費等の経費処理で済ませることは認められず、所得として給与計算の際に計上して課税処理する必要があります。
そしてその支給合計に対して、所得税や住民税、雇用保険等が算定されて控除される仕組みですから、従って、給与明細上の支給額は5万円であるはずがなく、他に財形とかグループ保険等していたのか分かりませんが、あくまで差引支給額が5万円だったということではないかと考えられます。

【参考】No.2597 使用人に社宅や寮などを貸したとき (国税庁)

このことを理解した上で、ここから先は社会性や価値観の問題ですが、演劇や音楽活動をするのに、下済みでメジャーになれない内は、その業界での手取りが雀の涙程度で、そのためまったく畑違いの世界でバイトをしたり、副業したりしているという話はよく聞くことで、タダでよいから舞台に立ちたいという人も少なくないと思いますが、そういう業界において、育成過程にある芸能界駆け出しの新人のこうした待遇が、果たして奴隷契約という概念に相当するものなのでしょうか。

お布施盗まないで

余談ですが、千眼美子のような法名も持たない下っ端の教団職員には、最近では薄給で支部の布施でも着服しないと生活が成り立たない者もいるようです。今回のことを契機に教団は、信者への負担増を伴わないかたちで、職員の福利厚生の改善を行ってあげて頂きたいと思います。

邦画「変態仮面」イベント
邦画「変態仮面」舞台挨拶の様子

【仕事内容について】

清水・教団側)嫌な仕事、意に沿わない仕事の押しつけがあったと主張。

事務所側)仕事には積極的に取り組み、選択には本人の意向を聞き、押しつけはなかった。

清水本人の手書文書では、引退と出家について、関係者への謝罪のあと「仕事の内容に、心がおいつかない部分があり」と釈明しているのに対し、その後の教団発表では、事務所への深い不信感や、仕事内容への嫌悪感が増幅されたかたちとなっており、さらに12日午後10時の事務所側の記者会見のニュース映像の放映に合わせたと思われる新ツイッターアカウント(ID:@sengen777)での更新では、その教団発表を踏襲するかたちの露骨な事務所ロックオンの批判を展開していることに、当初のトーンとの温度差や人格の一貫性のなさを感じなくありません。

そもそも最初はモデル志望であって、水着など露出度の高い着衣の撮影は、予め認識済みではなかったのか疑問です。
また、あるインタビューでは、目標とする女優に仲里依紗さんを挙げて、様々な役をこなせる演技の幅の広さを憧れにしていることを語っていて、そのほか、どんなジャンルの芝居にもチャレンジしようとする強い意欲を示していました。

のちに全国ネットへのメジャーデビューのきっかけと言える出世作のNHK連続テレビ小説「まれ」への出演につながることとなる、邦画「変態仮面」の第1弾公開時のことについて回想し、第2弾の舞台挨拶上で、シリーズ第1弾当時18歳だった清水は「面白そう!」と好奇心で出演を快諾したこと。そして父親には、題名を言うと「仕事は選んでいいんだぞ。あんまり変なのやるなよ」と心配されたものの、母親からは「見てきたよ。超ウケた!」と連絡が来たことを語り、女優魂をアピールしています。

そうした中で今回、人肉を食べる役(2017年夏公開予定の「東京喰種(トーキョーグール)」でのヒロインのトーカ(人間の死肉を食べる人種「喰種(グール)」という設定)を耐えがたい苦役としたわけですが、役者であれば、聖人から狂人、善人から悪人、時には人間以外でも、(「ガラスの仮面」的に言えば)素顔を隠して千の仮面をかぶるのが仕事で、それによって才能や実力を示して、また新たな役に恵まれていくものであって、信仰上の理由でそれがどうしても嫌だったのなら仕方がないことですが、その時にそれを言って役を降りれば良いだけのことであって、空いた席には、チャンスを待つ誰かが直ぐに座ることでしょう。

苦役とかといった性質の問題ではなく、単に役者の適性がなく、結局芸能界がミスマッチだったことの逃げ口上として、針小棒大に後付けしている印象を受けます。

そもそも、本人が一切出てこない完全に教団コントロールの進行と、やけに被害者意識の強い一連のシナリオには、激しい幸福の科学臭が漂っており、本当にそれが事実(真実かどうかではなく)なのかどうか甚だ疑問です。
教団が囲ってしまって世俗的には失踪のような状況の中、本人が詳細に答えない限りは真偽の検証のしようがないし、本人自身はこの渦中にあって、ある意味で蚊帳の外に置かれて主体性を喪失してしまっているのではないかとさえ危惧します。


その他、今後の検討課題として。

芸能界を引退して出家しないと命にかかわると診断した医師(医療機関)について、教団はプライバシーの保護観点から明かしていませんが、それが理由で一方的な現状変更を行い、さらに事務所側を糾弾までしているのですから、係争に発展する可能性も含めて具体的な医師名と診断内容を、根拠と共に明らかにする必要があると思います。これを説明しきれないのであれば、仮病・詐病の類と疑われても仕方がなくなります。
また、その際には、あわせて「死にたい」と吐露しているとした他のタレントの証言も必要です。

邦画「赤々煉恋」イベント
邦画「赤々煉恋」舞台挨拶

劇中で自殺した女子高生を主人公とする「赤々煉恋」という映画の女子高生限定試写トークイベントに出演したとき、清水も過去に悩んだことを語りながら「JK、JDで進路または友達関係で悩むのは絶対通るしかない若者の道だと思うんです。死にたいとか思うこと普通にあるんですよ。でも、絶対に小さいことでも大きなことでも生きててよかったという瞬間があると思う。でも、とりあえず生きてたらいい道に導いてもらえる友達もいますから、がんばっていきましょう」と語っていました。そうした彼女の今回の「死にたい」は「死にたいとか思うこと普通にある」状況と違ったということであるならば、その精神状況の発生機序から分析すべきでしょう。


教団がカルトである一方、芸能事務所側も過去の所属タレントの独立問題の騒動から、社会的評価が低い状態で、泥仕合の様相を呈してきていますが、それはそれで別として、観戦するこちらは冷静に厳しい目で見ていく必要があります。

女優 清水富美加「千眼美子」として教団広告塔に就任

かねてから危惧されてきた、幸福の科学を原因とする二世信者の問題が、今回は人気タレントの芸能界からの引退と教団職員への出家という騒動から再び表面化しました。

当事者と教団、そして事務所側と、双方の言い分が激しく食い違い、その内容からこの先は訴訟に発展する可能性も高いことから、今後さまざまな報道が続くことと思います。

前回の記事で触れた「Post-Truth」や「Alternative Facts」が、既に随所に見られる状況ですが、今日のところは私個人の分析はお預けにして、とりあえず三者の主張のみを扱います。

清水富美直筆全文
清水富美加の直筆メッセージ

ファンの皆様、関係者の皆様、友達、飲み友達、私と話したことがある人、知ってくれている人。突然に、本当に突然に、芸能界から姿を消して申し訳ありません。お世話になっていた現場や、共演者さん、スタッフさん、関わらせて頂いた方々にご迷惑をおかけしている事、しっかりと自覚しております。

しかし、約8年、このお仕事をさせていただきましたが、その中でお仕事の内容に、心がおいつかない部分があり、しっかりとした生活が送れず、毎日がギリギリの状態でした。

なので今、出家したいと思いました。
私、清水富美加は幸福の科学という宗教に出家しました。

なんで、それで、出家することになるのか、皆さんにとっては、何もかもが意味不明だと思います。幸福の科学が、宗教が、出家というものが何なのか。「出家したい」と言ったら、マネージャーさんにも、「意味が分からない。やめてくれ」と言われました。無宗教の方が多い現代では、誰もがするであろう反応ということも分かっております。

それでも、神とか仏とか、あの世とか、確かめようのないもの、この目で見たこともないものを、私は信じ、神のために生きたいと思いました。出家を決意してからは、安定した生活が送れるようになっております。

皆様から見たら洗脳とも取れるであろうこの一連の出来事やこの約8年間で感じてきた素直な気持ちを、これから、偽りなく、明かしていきたいと思います。どうかこれからも温かい目で見守って頂ければ幸いです。本当に本当にありがとうございました。

2017年2月吉日
清水富美加

教団側会見

子どもの頃から熱心な当会の信者で、支部や祈願に参加し、仏法心理的価値観を子どもの頃から学ばれてきました。芸能活動でつらいことがあっても、元気や励ましを届けたいと頑張ってきました。しかし次第に主役級の役を与えられる中で、人道的な作品に出演したいという彼女の意思に反し、必ずしもそうものでない仕事が与えられてきました。

突然、青天のへきれきのように出家を希望したとみれる点がございましたので、出家には大きな伏線があったことをご報告させていただきます。

私ども、芸能界にしばしばみられる奴隷契約、就労環境があったことが大きな点だと思っております。当初は歩合制であったものの、事務所は何もしてくれなかった。次第に稼ぐようになったら、事務所から「月給5万円」と、月給制を持ち出された。お父さまから事務所に、厳しいのではないかとお話ししたところ、仕事を干されたというのがありました。その中で清水さんは、仮面ライダーシリーズのオーディションに自分で申し込み役を射止めましたが、睡眠時間3時間で1カ月31日働いても、月給5万円、ボーナスは支給されなかったという環境で、仕事をやっておりました。
嫌な仕事の典型は、水着のDVDであった。性的対象にされるのが嫌で事前に拒否していたにもかかわらず、「もう決まっている」と、無理に入れられてしまった。仕事を断ると干されるという恐怖の中で仕事をしていたと言っていました。しばしば周囲に死にたいと、多いときには週1回、漏らすようになりました。マネジャーにも言うと「あまり言うと死んじゃうんじゃないかと思うので、もう言わないでほしい。死ぬという言い方はずるい」と言われました。自分の奥底に気持ちをため込むようになったそうです。事務所側は、彼女の危機的状況に対して、真摯に対応してこなかったという状況であります。

昨年秋に、今年公開になる暗い映画の撮影が続き、祈願を受けると言うことで何とかやってきました。その中で「女優 清水富美加の可能性 守護霊インタビュー」をきっかけに、長年おさえていた思いが吹き出した。これをきっかけに天命を確信して、出家を決意するに至ったのでございます。弁護士に依頼し、迷惑をかけないよう今の仕事をどう整理していくのかという段階になったけれど、事務所に相談すると「せめて決まっている仕事はやってもらわなきゃならない」という、聞く耳を持たない強硬姿勢に出られました。それを見た清水さんは心身に大きな傷を受け、専門医の治療を受け、ドクターストップで仕事を休むという結論になりました。病名などは個人情報につき控えさせていただきます。SOSを役者さんがあげても、事務所側は仕事だからやるしかないと言うばかり。突然スケジュールの穴をあけたのではなく、整理したいのに、事務所がやれという一点張りだったために、このような事態になっています。 
診察した医師からは「生命の危険があります」と診断が出ています。働き続けて死を選んだ電通の社員の事例を思い出さずにはいられません。宗教上の緊急救済の必要があると考え、出家を認めるに至ったのであります。事務所側はその経緯を全く理解しようとしていない。「業界のルールに従わないとこの世界では生きていけない。どんなおかしなルールでも、事務所を辞めたら本名を自由に使えないとか、ルールから逃げられなくて、毎日がギリギリの状態でした」と本人が申しております。本人によると、そうした思いをしているのは自分だけではないと。若い役者たちは同じように死にたいと申していると。業界のあしき部分があるならば正していただきたいと、清水さん個人を越えて、芸能界が浄化されることを願っています。

出家は、本人の魂の救済をすると同時に、本人が世俗と縁を絶ち、人の魂を救済する仕事に24時間するということ。宗教家清水富美加になります。法名が与えられました。名前は「千眼美子(せんげんよしこ)」千の眼で闇夜で苦しんでいる人を探し、千の眼で救う、千手千眼観音菩薩(ぼさつ)から来ています。現在清水さんは非常に体調が不安定で危険な状態が続いております。今日も出席不可能。したがって今月で事務所との契約は解除。体調が回復したら宗教家としての活動に移って参ります。事務所との交渉内容の公開は差し控えさせていただきます。何人も思想の自由、幸福追求の権利が保障され、苦役が禁止されていることは、日本国憲法に保証されている。過密なスケジュール、本人が望まないキャラクター、人を食べる仕事も含まれております。事務所の仕事の振り方が不適切だったのではと思っています。事務所から振られたときに断れない状況の中で、よくもこんな仕事を当会の信者にさせたなと、個人的には思っています。皆様の温かいご理解を賜りたいと思います。

(日刊スポーツ)

事務所側会見

-把握している経緯は。

「先月の末ぐらい、ご本人から会社サイドに信仰の告白があった。それに伴って、出家する、仕事ができないという申し出があった。代理人間で、今後の仕事の進め方をどうするかということで2月の頭から協議を始めたが、かなり健康状態が良くないという説明があり、体調不良を理由に仕事ができない、回復の見込みが立たないとの言葉があった。信仰に関しては本人の意向を最大限に尊重するが、専属所属契約は継続中。クライアントにもキャンセルするとなると、多大なご迷惑をかける。仕事は減らしていくし、新規の仕事は入れないという話をして、ご理解いただけるかと思ったが、本日、教団があのような会見をしたことで遺憾に思っている」。

-教団の会見には事実誤認があるということか。

「詳細に反論するということは控えたいと思うが、多く事実と違うところが含まれていると考えている。意向に反する形で仕事を押しつけていた。やりたくないような仕事をやらせていたとあったが、週に1度、少なくとも月に1度ぐらいは本人とマネジャーが面談して、入っている仕事や今後の仕事について密にコミュニケーションを取ってきた。仕事には積極的に取り組んでいて、やりたくないのにやってくれと押しつけたことは一切ないと考えている。また、仕事量や内容に見合う適切な報酬を支払ってきた。当社としての方針もあるが、最終的には清水さん本人の意向に沿う形で仕事を入れていた」

-教団側は、2月末での契約解除を主張している。

「契約に関しては、2月末で解除と主張されているが、もともと5月20日まである。契約条項は音事協の書式を使っているが、1年間のエクステンションができる形になっている。法的には延長するのは可能な状態だが、本人の意向を最大限に尊重して、仕事を減らしていって負担にならないような形にする予定だった」

-教団側は、民法上の雇用契約に過ぎないと主張している。

「タレントの所属契約は、民法上の雇用契約とは違う。代替性がないものですから、通常の雇用契約とは違うものだと考えている」

-診断書は見ているか。
「診断書は2通、いただいている。ただ、どういった経緯で検査をされてそういった診断がなされたのか、診断書が正しいものという前提で考えることができない。出家したいという理由で仕事ができない、という主張が、一転して体調不良ということになったので、納得はできない。生命の危険というような健康状態だったとは認識していない」

-教団が発表した本人の直筆コメントには、仕事で追い込まれていた旨が記されている。

「本人の心境とは違う部分もあるのかもしれない」

-現実的に、契約を続けるのは難しいのでは。

「契約期間は主張したいが、実際に仕事ができるかどうかは難しい面がある。先方の代理人とどういう解決をするか協議中だった矢先にこういう会見を開かれた。こちらの契約条項は、趣旨的には合理的なものだと考えている」

教団側の主張に一貫性がないということか。

「違和感がある。信者だと言うことには会社に秘しておられた。(意に沿わないとされた)映画の話も、オファーがあった時点から伝えてきたし、抵抗感を示すということはなかったし、積極的に仕事を受けたいと言っていた。会社として積極的でなくても、本人がどうしてもやりたいという意志を示したものもあった」

今後、法的措置の可能性は。

「代理人間の協議はなくなっていくわけではなく、続けていきたいと思っているが、うまくいかなかった場合は法的措置もありえなくはない。現時点では想定していない。まだ契約は続いているし、続いていくものだと入っているので、条項の中には、途中で仕事をキャンセルすることがあれば、体調面の問題であっても責任を負うという記載はある」

-清水さん自身に損害賠償を求める可能性は。

「今の段階では出ていないが、話し合いが付かない場合はあり得る」

(デイリースポーツ)
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アルゴラブ

Author:アルゴラブ
当ブログへようこそ。
私もペンとネットの力を信じ、「幸福の科学」を手掛かりに、カルトの問題について考えていきます。
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