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このカルト、危険につき

22年ぶりの東京ドームイベントの動員に苦戦する幸福の科学。
大川隆法の次男である大川真輝が、信者に対して耳を疑う文句で一般人への勧誘を煽っている様子が漏れ聞こえてきました。

どんな手を使ってもいいそうです
講演イメージ画像

どんな手を使ってもいい。

どんな手を使ってもいい。

どんな手を使ってもいい。


※よほど刷り込みたいのか、三回言っています。

教祖の家族は、教団内ではロイヤルファミリー扱いです。
そんなステイタスがなかったら、ただの小僧の言葉に何の影響力もありませんが、信者にとっては教祖の号令に等しきものです。

かつての大伝道のとき、誌友会員申し込みハガキに名前を書かせるため、風船をオマケに受け取ってもらうきっかけ作りをしたり、アンケートと称して近づき、架空のアンケートをとりながら、脈のありそうな者を見極めて勧誘するということをしていた青年部がありました。しかし、ある本部講師がそれを知り、厳しく叱って、そうした風船伝道やアンケート伝道をやめさせた場面に居合わせたことがあります。

私は、幸福の科学はその発足以前の段階からカルトであったことを知る者で、昔は良かったなどと言うつもりは毛頭ありませんが、少なくとも今よりはマシであったことは確かで、多くが倫理観を持ち、ガバナンスも機能していたとは思っています。

それが今では、教祖の血統の「どんな手を使ってもいい」などと言う号令がまかり通っている始末ですから。なるほど、あからさまな「デート勧誘」が、恥ずかしげもなく宣伝されていて不思議ではありません。

「手段を選ぶな」という煽りは、それだけでも生理的な嫌悪感を抱かせます。しかし、カルト宗教における、こうした信者への号令には、さらに危険な要素があります。

宗教に帰依するということは、その宗教が定める規範や戒律を受け入れることでもあり、そのためカルト信者の倫理観は、一般常識や民族文化からかけ離れていくことが多々あります。世間法よりも我が教祖が語る神理が第一となっているということは、信者にとっての禁忌事項(タブー)を、教祖が自在にコントロールできる状態にあるということです。

そして、教祖が絶対に犯すことを許さない絶対禁忌を定めた場合、信者の思考では、それ以外の禁忌事項の順位は、相対的に下げられることを意味します。つまり、最高の絶対禁忌に比べれば、その他の禁忌は破っても最悪ではないということなのです。
さらには禁忌そのものも、都合によって解禁してしまうことさえできます。

これは、オウム真理教の殺人正当化の教義「ポア」を信者に行わしめた背景にある構図に他なりません。そして、幸福の科学における絶対禁忌は、「和合僧破壊」と書いて、教祖の大川や教団への批判を最大の罪とし、それ以外の禁忌の価値は下げられ、しかも都合が悪くなったら「どんな手を使ってもいい」などと煽るのですから、この教団の本質も推して知るべしです。


また、勧誘の煽りの中では、しきりに奇跡が起こると強弁しています。

大川隆法というのは、非常に気の小さい、根本的に憶病な人物です。
自らがフライデー事件を起こしたくせに、講談社攻撃は信者に任せて、自分は都内のホテルを転々と逃げ回り、ある時はホテル内の結婚式場に訪れた一般客が持っていたカメラをマスコミと勘違いして、蚊の鳴くような声で「えぇ・・カメラいるのぉ・・・」と言って立ち尽くしてしまったり、警察の聴取には「信者が勝手にやった」とウソをついて逃げを打つような小心者なのですが、プライドだけは異常に高いので、落ち目になると反撃的自己が活性化されて、つい大言壮語を吐いてしまうようです。

本体霊が表れて、これまで最大の力で奇跡を起こすなんて、ハードル上げてしまって大丈夫でしょうか。八方塞がりの手詰まり感に、内心では相当追い詰められているのだろうと思われます。

しかし、そうであればなおさら、やることなすこと滑稽なアホカルトであるからと言って、笑ってばかりもいられず、そんな狂信者らが「どんな手を使ってもいい」と、なりふり構わぬ段階に入っている状況の深刻さを注視していく必要があります。
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土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

Author:土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)
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