斜陽の霊言パフォーマンス
去る8月2日に受けた党本部への公選法違反に関する家宅捜索に対して、それを国家的陰謀であると、その黒幕を暴くと豪語して行った得意のイタコ芸が、さっそく書籍化されました。

緊急発刊した「幸福実現党本部家宅捜索の真相を探る」
目次の流れを見れば、陰謀論の妄想内容がだいたい分かります。
この本は中身が薄すぎて、目次の方が本文1ページ分よりも情報量が多いという珍しい作りとなっています。





「幸福実現党本部家宅捜索の真相を探る」 目次
結局、荒唐無稽な妄想により、世間への訴えのレベルには到底至っておらず、単なる教団内部の信者の動揺を抑えることを目的にしたもので、寄る年波か、その妄想力にさえ陰りが見え、焦りも加わって練り込みが甘く、手詰まり感満載の内容スカスカ霊言で退屈です。
とても1500円の価値などあるように思えませんが、物好きな方はどうぞ。
とりあえず、個人的に注目したのはこの一点。

『私の方はテレンス・リー氏などという人は、もちろん、存在そのものも知りませんでしたし、この人が日本人だったというのも、記事を読んで初めて知ったぐらいでした。たまたま誰かの知り合い関係で行ったのか、思想的に当会に近いのかどうかも、私は存じ上げません。そういうことで、組織的に何らかの命令が出て動いたということは絶対にありませんので、これについては、はっきり申し上げておきます。』
まったく知らないなどというこの言い訳はさすがに不自然であるし、追い詰められて自爆にもなっています。
ここはせめて、こう言うべきでしたよね。
「一般誌上で、当会の候補者とテレンス・リー氏との対談企画があったのは目にしており、比較的当会の政治的主張に近いご意見をお持ちの方で、それで応援演説にお力添えを頂いたものか程度の認識でおりましたが・・・」とか。

小島一郎とテレンス・リー(H28.5.23スポーツ報知)

中村幸樹とテレンス・リー(H28.6.2スポーツ報知)
幸福の科学に関係する記事や広告は、宗務(秘書)職員がスクラップして教祖に必ず見せ保存します。
これは教団にとってネガティブな内容のものも含まれます。
もともとは、「教団はこんなに話題になっています」と教祖を喜ばせる意味合いから始まったものでしたが、途中から幹部職員が自分に正確な情報を上げていないと気づき、職員に対して猜疑心を強めた大川が、どんな微細なことも伝えろと指示してから宗務の大事な業務になっています。
記事の企画にも口を挟み、気に入らなければ直接ダメ出しも行います。広報局含め職員たちの側も、良かれと思ってしたことで教祖の反感を買い、あとで左遷やクビにされては堪らないので、自ずと独断専行は避けるようになり、いちいちお伺いをたてるよう躾けられているのです。

稟議書サンプル
(ダマート鉛筆で書かれた大川直筆のコメントが残る)
それでも、「ボクは知らなかった」と、またまた逃げを打ちまくるのであれば、最終的には宗務か広報局の役職者をスケープゴートに供犠するしか手はないでしょう。
自分を守るために、お務めに出せるタマ(職員)は残っているでしょうか?
だからと言って、事件前に何も見抜けなかった観自在力(霊能力)のなさは、もう繕いようがありません。
【関連記事リンク】
『幸福の科学、党本部への家宅捜索を自公政権の陰謀呼ばわり』

緊急発刊した「幸福実現党本部家宅捜索の真相を探る」
目次の流れを見れば、陰謀論の妄想内容がだいたい分かります。
この本は中身が薄すぎて、目次の方が本文1ページ分よりも情報量が多いという珍しい作りとなっています。





「幸福実現党本部家宅捜索の真相を探る」 目次
結局、荒唐無稽な妄想により、世間への訴えのレベルには到底至っておらず、単なる教団内部の信者の動揺を抑えることを目的にしたもので、寄る年波か、その妄想力にさえ陰りが見え、焦りも加わって練り込みが甘く、手詰まり感満載の内容スカスカ霊言で退屈です。
とても1500円の価値などあるように思えませんが、物好きな方はどうぞ。
とりあえず、個人的に注目したのはこの一点。

『私の方はテレンス・リー氏などという人は、もちろん、存在そのものも知りませんでしたし、この人が日本人だったというのも、記事を読んで初めて知ったぐらいでした。たまたま誰かの知り合い関係で行ったのか、思想的に当会に近いのかどうかも、私は存じ上げません。そういうことで、組織的に何らかの命令が出て動いたということは絶対にありませんので、これについては、はっきり申し上げておきます。』
まったく知らないなどというこの言い訳はさすがに不自然であるし、追い詰められて自爆にもなっています。
ここはせめて、こう言うべきでしたよね。
「一般誌上で、当会の候補者とテレンス・リー氏との対談企画があったのは目にしており、比較的当会の政治的主張に近いご意見をお持ちの方で、それで応援演説にお力添えを頂いたものか程度の認識でおりましたが・・・」とか。

小島一郎とテレンス・リー(H28.5.23スポーツ報知)

中村幸樹とテレンス・リー(H28.6.2スポーツ報知)
幸福の科学に関係する記事や広告は、宗務(秘書)職員がスクラップして教祖に必ず見せ保存します。
これは教団にとってネガティブな内容のものも含まれます。
もともとは、「教団はこんなに話題になっています」と教祖を喜ばせる意味合いから始まったものでしたが、途中から幹部職員が自分に正確な情報を上げていないと気づき、職員に対して猜疑心を強めた大川が、どんな微細なことも伝えろと指示してから宗務の大事な業務になっています。
記事の企画にも口を挟み、気に入らなければ直接ダメ出しも行います。広報局含め職員たちの側も、良かれと思ってしたことで教祖の反感を買い、あとで左遷やクビにされては堪らないので、自ずと独断専行は避けるようになり、いちいちお伺いをたてるよう躾けられているのです。

稟議書サンプル
(ダマート鉛筆で書かれた大川直筆のコメントが残る)
それでも、「ボクは知らなかった」と、またまた逃げを打ちまくるのであれば、最終的には宗務か広報局の役職者をスケープゴートに供犠するしか手はないでしょう。
自分を守るために、お務めに出せるタマ(職員)は残っているでしょうか?
だからと言って、事件前に何も見抜けなかった観自在力(霊能力)のなさは、もう繕いようがありません。
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『幸福の科学、党本部への家宅捜索を自公政権の陰謀呼ばわり』
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