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カルト教祖 大川隆法の羨望と幻想 ③

連続でご紹介してきた、かつて幸福の科学が仕掛けた創価学会への宗教戦争に関する大川隆法直筆指示書の最終回です。

怪文書をばら撒いたり、架空の市民団体を装う手法は、このカルトが絡んだ問題の現場でよく観察されることですが、それらが所謂「頭隠して尻隠さず」という状態であることを、本人らはどうしても認知することができないようです。

幼稚な万能感に支配され世を見誤った教祖の、哀れな独り相撲の姿をご覧ください。

創価戦3a

95.3.6 【号外】

下記のような号外チラシを出してはどうか。

『公明』敗走! 一・一ライン崩壊!!
幸福の科学 大勝利!!!

幸福の科学の『創価学会亡国論』『永遠の挑戦』(幸福の科学出版刊)のベストセラー猛攻に屈し、池田・創価学会の野望は頓挫し、小沢・市川の一・一ラインは事実上崩壊した。
創価学会は新進党の分裂、国政での大敗北を覚悟の上で、東京都による宗教法人の認可取消から逃れることを至上命題とし、自民党の軍門に降り、石原候補の股くぐりを決めた。
これは『創価学会亡国論』や『永遠の挑戦』出版の大反響により、創価学会の意のままになる候補者をかついでも、都知事選で敗北することを同会自身が認めたことである。
新進党の内部からは、「創価学会はゴキブリだ。すぐにコソコソ逃げ出す」と不満続出。「創価学会と組むよりは、保・保連合を目指すべきでは」という声が噴出している。
幸福の科学が邪教・創価学会に致命的打撃を与えたものと、専門家筋は断言している。
明るい都政を考える会


創価戦3b

創価戦3c

95.4.26 【対S第3回戦】

・オウム問題、結着間近と見ました。5/15を過ぎればオウム報道は下火になっていくでしょう。
・そこで6月以降、自民党、マスコミ、警察等、総動員して対S包囲網をつくり、本年後半Sの包囲殲滅戦を計ることに基本戦略を移したいと思います。
① 『これがSの実態だ』5月下旬出版OK。
② 『S負け犬論』6月上旬出版OK。

・四月会メンバー、佼成会、霊友会、救世教、生長の家等、保守系宗教に対しての攻撃は控えること(自民と連携のため)→「間違いだらけ・・・」②は今年は見送り、Sに絞り込む。
・先方が邪教連合を組もうとすれば思うツボ→マスコミと組める。
・O教のサリンの後ですから、Sのヘビや尾行くらい怖れない神経を。
・参院選をターゲットにする。

<1>対S戦1回戦、94.12月ドーム→新進党逆風・小沢沈没の勝利。
<2>対S戦2回戦、95.4月→東京・大阪知事選でSノックアウト勝利。
<3>番外編 O教 包囲殲滅戦勝利(95.3-4月)

・青島都知事の出現とO教、宗教法人取消が追い風。自民・マスコミに次にSの宗教法人取消に向かわせる。
・文部省に対して、宗教法人の適格性や真の宗教教育の大切さについて、積極的に働きかけていくのが次の戦略。当会のシンパづくり、価値観の浸透をはかる。亀井運相と与謝野文相は感度がいいので、対S戦にオルグできると思う。
・自民はやや情けないが、対S戦のため共闘する。新進よりは勢力が大きいし、新進は当会のS攻撃が効いて分解中。新進から公明が再び分離した時には、公明への追撃戦を開始する。→更に池田教の包囲戦へ。

以上


さて、三回に渡っていくつかの文書をご覧いただきましたが、この大川立案による創価学会殲滅作戦、結果はどうなったか?

『第17回参議院議員通常選挙は、1995年(平成7年)7月23日に行われた日本の国会議員(参議院議員)の選挙である。非自民首相における大型国政選挙としては1955年の自民党結党以来初めてとなった。投票率は50パーセントを割り込むという前代未聞の記録的低投票率だった。福岡政行がこの選挙に関し「新進党の勝利というよりは創価学会の勝利といえる。」とテレビで断言するほど創価学会の組織票の強さを見せ付けた結果となった。』
(「ウィキペディア(Wikipedia)」)


大川率いる幸福の科学軍の敗北という以前に、全く存在感なく終わったのでした。
客観的に見れば、自ら仕掛けたケンカにも関わらず、まるで相手にされずに、何の成果も達成できなかったのですから、指揮官の大川の責任が総括されてよいところですが、カルト宗教では、「霊的には勝った」とか、「いつか顕在化する」といった合理化で締めくくられ、認知的不協和の調整が働き、たいがいの信者は目を覚ますことなく忘却してしまいます。

結局のところ「今日はこれくらいにしといてやる」的なオチということで、吉本新喜劇ではこれをギャグでやって観客を「笑わせて」いるのですが、幸福の科学ではこのようにガチでやって世間に「笑われて」いくことになったわけです。
【参考映像】吉本新喜劇 池乃めだか師匠の十八番

しかし、自己を喪失した者達はそのことに気付くことができません。

「宗教の選択を誤ると、いかに悲惨な人生が待っているか」
(「まちがいだらけの宗教選び」より)

はじめに紹介した幸福の科学の他宗批判本の中の一説です。
自ら発した説教が大きなブーメランになって返っていくというのも、この教団の伝統のひとつでありましょう。

【関連記事】したらば資料集1>804~
「ゴロマキカルト幸福の科学 大川隆法のひとり相撲の記録」
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土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

Author:土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)
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