河口湖事件~祖父母を殺害した幸福の科学信者

「創価学会」信者の祖父を

「幸福の科学」信者の孫が殺害した

河口湖事件


新潮1


週刊新潮39

新潮目次


【河口湖事件の概要】

9月27日午前10時10分ごろ、山梨県富士河口湖町船津の住宅で、この家に住む三代益夫さん(83)と妻の三代セツ子さん(81)が血を流して死亡しているのを、富士河口湖町内に住む三代さん夫婦の次女が発見。

通報を受け、山梨県警富士吉田署の警察官らが現場に駆けつけたところ、2人の遺体にはそれぞれ刃物で刺されたような傷痕が複数残っていたことなどから、殺人事件と断定。県警捜査1課は同署に約120人態勢の捜査本部を設置した。

殺人事件の現場は、河口湖から約200m程度の民家や商店などが立ち並ぶ住宅街の一角で、捜査本部によると、夫婦は木造2階建て住宅に2人暮らし。2人は別々の部屋に倒れ、死後数日経過しており、遺体にはいずれも鋭利な刃物によるとみられる複数の傷があった。

現場住宅の玄関は施錠されておらず、また室内に物色された形跡もなく、現場に凶器は残こっていなかった。

翌9月28日午前、県警富士吉田署捜査本部は、被害者の孫の少年が事件に関与した疑いが強まったとして逮捕状を請求。そして殺害された老夫婦の孫で高校3 年の18歳の少年が殺人の容疑で逮捕され、少年も自らが犯行に及んだことを認めている。

捜査関係者によると、2人には複数の刺し傷があり、中には相当深いものもあるなど、遺体の状況から2人が強い殺意を持って刺されたとみられ、捜査本部は経緯を慎重に捜査している。
2015/10/07 現在(各紙既出報道まとめ)


新潮2

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この週刊新潮の記事で、この犯人の少年が幸福の科学信者であると報じられましたが、これ以前に事件を扱った一部TVニュースの中では、少年の高校卒業後の進路をめぐって老夫婦との間で問題が生じていたとの情報もあり、文科省から不認可の処分をうけ開学できなかった、教団が運営する私塾HSUへの入学をめぐる家族内でのトラブルが凶行のきっかけになった可能性が考えられます。

詳しい動機の解明には、両親含む家庭環境の調査も合わせた今後の捜査の進展を待つしかありませんが、少なくとも「創価学会」の祖父母を「幸福の科学」の孫が恨んで殺害したという構図であることには違いがありません。

数日前より、幸福の科学信者の関与を匂わせる情報が少々ありましたが、今日の一報に接し、正直なところ、まさかと驚くより、とうとう起こってしまったかというのが率直な感慨です。

なぜなら、この幸福の科学というカルトには、こうした加害者を生むだけの素地があるからです。

教団内には、初期からの重要な戒律として、「和合僧破壊の罪」というものを定めています。

仏神を疑う心、人間の中にある仏性を疑う心、真理を疑う心を「疑」とし、悪魔に通じる心であるとして、それは魂を否定すること、自分たちの全存在を否定する、魂を殺すことと同義として、仏を疑うことは許されないというものです。

大川隆法の「仏陀再誕」の中で「和合僧破壊の罪」について以下のようにあります。

この罪より逃るるは難し
この罪、ひじょうに大きな罪にて
たとい殺人、強盗、暴行を犯すとも、これほどの罪にはならず
殺人を犯しても
これは地上の人間の魂を、肉体から遊離させるにすぎず
暴行もまた
地上の人間に、肉体の傷みを起こさせる程度にしかすぎない


こうして教祖や教団への批判的精神を抱くことへの恐れと罪の意識を植えつけ、盲目的な100%の信仰を要求していきます。

また、信者が日々唱える教団の根本経典には「降魔経」なるものが存在します。

大川隆法「仏説・降魔経」

仏法流布を 妨ぐる 悪魔はこれを 許すまじ
仏・法・僧への 中傷は 極悪非道の 所業なり
もはや人間として生まれるは これが最後と悟るべし

この世のいかなる大罪も 三宝誹謗に 如くはなし
和合僧破壊の罪は 阿鼻叫喚 堕地獄への道 避け難し

仏陀はこの世の光なり しかして宇宙の生命なり
宇宙の叡智に刃向かいて 逃るるすべは なかりけり

これより後
悪魔は法剣に 撃たるべし
地上の悪魔は撃退せん 地下の悪魔は粉砕せん

汝ら 仏の法力の 威力を知らぬはずもなし
邪悪な心を持ちたれども 汝らもとは人間なり
仏性その身に宿るなら 仏の慈悲がわかるはず

これより後
如来の法を 妨ぐる 悪はこの世に許すまじ
降魔の剣を 振りおろし
最後の悪を 打ち砕かん


幸福の科学では、教祖の大川による定めとして、文字通り殺人や暴行よりも「和合僧破壊の罪」が絶対的禁忌、最悪の罪なのです。
このことで、自ずと他のタブーは相対的に罪の重さが下げられます。
つまり信者にとって殺人はワーストワンの罪ではないということです。

オウム真理教でも同様の要素がありました。
批判者の魂の救済として行う殺人「ポア」の思想です。

大川を受け入れた一貫性に縛られているうちに、やがて愚鈍化して思考停止し、教団の箱庭の中で教義を擦りこまれ、純粋培養された挙句には、人格の歪められた操り人形の如くの信者が形成され、それが加害者となっていってしまいます。

この事件の本質は、幸福の科学というカルトの果実そのものです。


(参考記事)
『ダブルバインド』不幸の科学~なぜ幸福の科学では幸せになれないのか?
※こうした加害者を生む背景として、以前に私が考察したものです。
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コメント

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No title

まったくもって、おっしゃる通りです。
全面的に同意します。
果実を見ればその樹が分かると、聖書にも書いてあるように、樹が腐っているから、その果実たる信者もその毒にまみれていくのでしょうね。

Re: No title


minamikazeさん、はじめまして。
記事をご覧いただきありがとうございます。

加害少年は、おそらく二世信者なのだろうと思います。
社会の良識と乖離したカルトの独善的価値観の中に閉じ込められて、世間と折り合いをつけられなくなった末の凶行と見えます。

ズルい大人と違い、若年層は家庭環境や当事者の資質に拠っては、引き返すことのできない所まで簡単に行ってしまう危うさがあり、現存信者を取り巻く教団の歪な現状を見れば、彼だけが特異な存在であったとは言い難いでしょう。

二世、三世の信者の問題は、今後も様々な形で露呈してくると思います。
他者はもちろん、自分の命も粗末に扱うようなことが決してないようにと思っています。



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