学生・保護者の皆様、カルトの誘いにご用心
学生さんにとっては、感染症拡大防止のための緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置等に伴う社会的混乱に翻弄される状況下での、2回目の夏休みを経験されていることと思います。
政府のGIGAスクールネットワーク構想で、義務教育の段階からIT化が進められてきたところへ、コロナ禍によるリモートの促進が相まって、児童・生徒の置かれた環境は急激に変化しています。
新しいテクノロジーに触れる機会の提供は悪くないですが、一方で技術的な面が進んでも、リテラシー育成のフォローが十分とは言い難い部分もあり、彼らの中には変化に戸惑い取り残されてしまう場面も散見されます。
そうして、そんな彼らに対して、新たな環境を通じて不安や悩み、孤独感に付け入ろうとするカルトの存在があります。
インターネットを通じたカルトの接近という状況は、従前から無かったわけではないですが、ネット環境への依存が高まるにつれて、より若年層へのリスクが増すかたちです。
カルトの低年齢層への触手の拡大に応じて、当初、大学生向けに始まったカルト問題対策も、いよいよ中高一貫、高大連携を模索していく時期に入っています。
【関連リンク】
学校のカルト対策(消費者法ニュース)
カルト対策学校ネットワークのご案内
児童・生徒、また学生向けのカルト問題理解への導入編としては、以下のようなコンテンツもあり、こうしたものの周知が一助になる部分もあるかと思います。
ボイロで解説カルト対策(完全版)
大阪大学公式YouTubeチャンネル
「ボランティアやスポーツサークルを隠れ蓑にしたカルト団体に要注意!!」
その1:待伏ノ術編
その2:追付ノ術編
その3:集団包囲ノ術編
児童・生徒・学生らの情報リテラシーを高める教育が必要で、社会科や家庭科の消費者教育の課程で多少そうした要素もなくはないようですが、カルト問題とは程遠く、人格形成途上の彼ら自身に、自己防衛力の早期獲得を委ねるのは無理があるでしょう。
このことについては、いずれ教育界が包括的に問題意識を共有すべきで、文部行政としても対応を要求される段階が来ると思いますが、しかし、当座はまず保護者や教職員が認識を深めて対応力を磨くしかありません。
このほど有志が集まって、“カルト問題を基礎から学ぶ”をテーマに「カルト問題学習会」(2021.7時点仮称)が立ち上げられました。

「カルト問題学習会(仮称)について」
カルト問題への取り組みの歴史は、日本では統一教会問題が発生して以来数十年に及びます。しかし近年では基礎的な議論や情報の共有が十分になされなくなってきました。この学習会では、従来の取り組みが蓄積してきた議論や知見の再確認と、最新動向を踏まえた柔軟な議論と情報共有を目指します。
当面は学習会の開催を主目的とし、企画・運営等は、ジャーナリスト、カルト団体の脱会者、その支援者等の有志で行います。現時点で会員制度は設けていません。学習会の都度に参加者を募る形で、より多くの方にカルト問題に触れていただくことを目指します。
代表:鈴木エイト(ジャーナリスト)
事務局長:藤倉善郎(ジャーナリスト)
【カルト問題学習会リンク】
カルト問題学習会(仮称)
カルト問題学習会Twitter
(やや日刊カルト新聞社)
オンラインでカルト問題学習会スタート、第1回は「2世問題」
協力団体としてMAIKAもエントリーさせて頂きました。
カルト問題は、身近に生じてからでないと実感しづらい面があり、当事者にならないうちは、どこか別の世界の話に受け取られがちです。
しかし、カルトの触手はそこかしこにあり、誰もが、いつこの問題に巻き込まれても不思議ではない状況なのです。
カルトの蹂躙から個人と社会を守っていくには、一世・二世に関わらず、特に若者への浸潤を抑制していく必要があると思っています。
そのためにも、こうした取り組み、機会を通じて、個人的には一般の保護者や現場の教職員、学校カウンセラーの方々などに、カルト問題という人権問題への認識が、少しずつでも拡がっていくことを願っています。
第1回は、「2世問題をめぐる諸議論」
8月8日 14:00 ~16:30
オンライン開催です。
政府のGIGAスクールネットワーク構想で、義務教育の段階からIT化が進められてきたところへ、コロナ禍によるリモートの促進が相まって、児童・生徒の置かれた環境は急激に変化しています。
新しいテクノロジーに触れる機会の提供は悪くないですが、一方で技術的な面が進んでも、リテラシー育成のフォローが十分とは言い難い部分もあり、彼らの中には変化に戸惑い取り残されてしまう場面も散見されます。
そうして、そんな彼らに対して、新たな環境を通じて不安や悩み、孤独感に付け入ろうとするカルトの存在があります。
インターネットを通じたカルトの接近という状況は、従前から無かったわけではないですが、ネット環境への依存が高まるにつれて、より若年層へのリスクが増すかたちです。
カルトの低年齢層への触手の拡大に応じて、当初、大学生向けに始まったカルト問題対策も、いよいよ中高一貫、高大連携を模索していく時期に入っています。
【関連リンク】
学校のカルト対策(消費者法ニュース)
カルト対策学校ネットワークのご案内
児童・生徒、また学生向けのカルト問題理解への導入編としては、以下のようなコンテンツもあり、こうしたものの周知が一助になる部分もあるかと思います。
ボイロで解説カルト対策(完全版)
大阪大学公式YouTubeチャンネル
「ボランティアやスポーツサークルを隠れ蓑にしたカルト団体に要注意!!」
その1:待伏ノ術編
その2:追付ノ術編
その3:集団包囲ノ術編
児童・生徒・学生らの情報リテラシーを高める教育が必要で、社会科や家庭科の消費者教育の課程で多少そうした要素もなくはないようですが、カルト問題とは程遠く、人格形成途上の彼ら自身に、自己防衛力の早期獲得を委ねるのは無理があるでしょう。
このことについては、いずれ教育界が包括的に問題意識を共有すべきで、文部行政としても対応を要求される段階が来ると思いますが、しかし、当座はまず保護者や教職員が認識を深めて対応力を磨くしかありません。
このほど有志が集まって、“カルト問題を基礎から学ぶ”をテーマに「カルト問題学習会」(2021.7時点仮称)が立ち上げられました。

「カルト問題学習会(仮称)について」
カルト問題への取り組みの歴史は、日本では統一教会問題が発生して以来数十年に及びます。しかし近年では基礎的な議論や情報の共有が十分になされなくなってきました。この学習会では、従来の取り組みが蓄積してきた議論や知見の再確認と、最新動向を踏まえた柔軟な議論と情報共有を目指します。
当面は学習会の開催を主目的とし、企画・運営等は、ジャーナリスト、カルト団体の脱会者、その支援者等の有志で行います。現時点で会員制度は設けていません。学習会の都度に参加者を募る形で、より多くの方にカルト問題に触れていただくことを目指します。
代表:鈴木エイト(ジャーナリスト)
事務局長:藤倉善郎(ジャーナリスト)
【カルト問題学習会リンク】
カルト問題学習会(仮称)
カルト問題学習会Twitter
(やや日刊カルト新聞社)
オンラインでカルト問題学習会スタート、第1回は「2世問題」
協力団体としてMAIKAもエントリーさせて頂きました。
カルト問題は、身近に生じてからでないと実感しづらい面があり、当事者にならないうちは、どこか別の世界の話に受け取られがちです。
しかし、カルトの触手はそこかしこにあり、誰もが、いつこの問題に巻き込まれても不思議ではない状況なのです。
カルトの蹂躙から個人と社会を守っていくには、一世・二世に関わらず、特に若者への浸潤を抑制していく必要があると思っています。
そのためにも、こうした取り組み、機会を通じて、個人的には一般の保護者や現場の教職員、学校カウンセラーの方々などに、カルト問題という人権問題への認識が、少しずつでも拡がっていくことを願っています。
第1回は、「2世問題をめぐる諸議論」
8月8日 14:00 ~16:30
オンライン開催です。
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