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大川隆法メランコリック本音トークVol.14

大川隆法メランコリック本音トークVol.13に続き、1994年3月に当時の幸福の科学総合本部で収録された大川隆法の談話記録を順次掲載していきます。

本文に表された宗教を隠れ蓑に信者を煽動した社会に対する狂気の自己顕示の企てが、大川隆法とカルト宗教「幸福の科学」の内幕をさらけ出します。

『 大 川 隆 法 の 本 心 』No.30
本心26

(白橋、真杉、坂口)
【学生部】
学生部の現状。これだったら、基本的に、理念で失敗している。学生部が使えないと、宗教運動として盛り上がらない。学生部を機動部隊として使う。お金儲け中心でやると若者は全滅する。学生部のたまり場なんか金がかからない。10万もあれば借りて、たまり場に。

前も言ったことあるんだが、どうして理解されないんだろう。そこを拠点にしてオルグさせて。東大なら、 駒場前にマンション一部屋借りて、高田馬場も。そんなのは費用見てやって、授業の間に集まれるような。

この結果は学生殺しとしか思えない。戦略ミスとしか思えない。支部で管理できないので、しなくなっていったと思う。数は違う感じがする。根本的に考え直さないといけない。学生部は学生同士やって、学生運動は組織化がいくらでも出来るんだが。この辺も元祖指示待ち族が行ったか。大学内ではマルキズムに代わるぐらいにならんと。うちは学生に冷たいんだ。可愛そう。

吉田を東京に持ってきて学生部長やらせるのが間違っていたんじゃないか。若手の職員にOB兼任させてやらせてもいい。東大担当、早稲田担当・ ・。大学学生部長を張り付けないと。他の大学といっても話があわん。大学学生部長から学部別学生部長で、先輩後輩のラインをつくっていかないと。

まずは大学別の学生部長。職員または順職員。一定の活動ラインになったら、アルバイト代を出して、半専従ぐらいにして、 5~6万出しても気分いい。事務所の責任を任せて。
①場所提供、
②アルバイト代
③OBを大学別にはりつける。拡張したら学部別。

大学こんなにすくないの問題。最後、警察と戦うのは学生。レーニンの10月革命前の集会は2万3千だった。うちの方が大きい。ワーとやって、一年後10万ぐらいになっていた。こんなもんで革命ができる。うちも全国の力を票めれたら、かなりのことやれる。学生対策部門の強化を。小村でだめなら長の出来る一を入れて、スタッフも入れて。甘く見ない方がいい。

うちは社会的ステータスが高い団体。だから、現にいるのを取り込んだ方が早い。創価学会と違って、リクルートのためだけだったら笑いもの。学生の活動だったら、学内の会員を何名にするかにするようでないと。7年間やっているとこから見ると、学生に冷たすぎる。徹底的にテコ入れを。

学内に上手に細胞をつくったら、 「とにかく仲間を増やせ」と言って。首都圏で1 00大学。社長の数は日大がいちばん多い。大学の学生数、ある程度見た方がいい。ある程度の規模とブランド。卒業生がいいから。映画の券ぐらい学生に売りつけないと。

学生部根本的に見直さないと。学生部に予算をつけてやった方がよっぽどロンドン大より活性化する。民育ぐらいやってもらわんと。他の宗教も大学でやっていても、差別化もせんといかん。 何で差別化するか。映画のチケットをさばかせる。

『 大 川 隆 法 の 本 心 』No.31
本心27

学生部に頭脳がない。学生部は上が蓋をしていたんだな。学内の細胞数を増やすのを徹底的にやる。種まきで、社会人になったら刈り取ればいい。取りすぎたらいかん。今だったら、早稲田で、 300から400は欲しかった。 4万人も学生がいるんだから。年末までに会員をこれだけにしろと、絞って活動させる。

なけなしのアルバイト代を取られているんだろう。活動家の学生には、献本用の本を安く、行事参加も割引を考える。研修会、セミナー、そのままの料金ではきつい。2万円を超えると、どうしようかと考えだすんじゃないか。これだったら、豚カツを食えるとか。活動家なら、割引券とか。

ターゲット校を決めて、学内の会員数目標まで絞り込んでいこう。三桁は行かないと。あと、卒業して社会的影響力が出てくる。左翼の活動家ばりに根をはって欲しい。学生運動のうねりをつくらないと。素地としてはある。集金体質にネックがあるか、学生部を無視しているかどちらか。

はっきり言って、数。後輩の面倒見て、連綿とやらせる。卒業したらOBとしてやる。あとは、講師も毎月一人は学生相手の安いセミナーをやる。大学別ぐらいの学生部長が欲しい。兼務でもいい。

集いの場つくるのも、一定の会員数までふやしたら作ってあげるよと。これは毎年毎年入ってくるから、 無駄ではない。卒業生がOB会でやると根がはる。例えば、早稲田で今年中に200人を目標にしようと言って、チラシ集会、献本などをやる。三桁に、まず乗せないと。支部では対応できない。

学生部プロジェクトをつくって。学生は会員数増加をメインとして。あとは、映画の件。営業マン的な人がいい。出身校をやらせる。新卒を、いい大学に張り付ける。窓口は総合本部に。早急に手をうたんといかん。だから、意識が企業化している。

ただのエネルギーを、無視している。それと、やっぱり学生に冷たかった。学生は、学生がどうやってるか、知っている。そこに光をあてんといかん。うちみたいに公明正大にやっているところはない。例えば、 「京都大学、神理を考える会」で出しても集まる。リクルートだけでなしに、推進の目でもみないといけない。意外に弱いとこがある。

学会なんか、学生のとこで盗聴までしている。アルバイトみたいな感じで手伝わせる。何か仕事をつくって。例えば、映画のポスターはり、ビラ配り。横断的プロジェクトを作って研究してみて下さい。

【Algorab注】
2020年9月9日、学校法人「幸福の科学学園」は、2021年度の開学を目指し設置認可を申請していた「幸福の科学大学」について、今年7月31日付けで自ら取り下げを行っていたことを発表しました。

この経緯について、文部科学省からの指導を盾に詳細を公表してはいませんが、マスコミの取材に対しては「本学が目指す教育の実現が難しくなる」ことを取下げの理由にあげ、学校法人のHPにも同様に掲載しています。

しかしながら、今回の取下げは自ずと文科省から不認可の内示を受けたゆえの動きということで、幸福の科学学園の大学設置が不認可とされるのは2014年の申請に続き2度目となります。

当時、幸福の科学学園の創立者の位置づけにある大川隆法は文科省の処分を不服とし、得意の霊言を用いて大学審議会関係者らを貶めるなど抵抗していましたが、今回改めて不認可とされたのは、このとき宙に浮いた施設を母体の宗教団体の高等宗教研究機関「HSU(Happy Science University)」と銘打って、私塾として開校を強行し既に運営を進めていたものです。

文科省は1度目の不認可の際、幸福の科学学園の教育課程が大学教育を提供できるものとは認められないと判断した理由について、「科学的合理性が立証できていない「霊言(霊言集)」を本大学における教育の根底に据えるということは、学校教育法第83条第1項の「学術の中心」としての大学の目的を達成できるものとは認められない。また、大学設置基準第19条第1項の「体系的に教育課程を編成する」及び同条第2項の「専門の学芸を教授し、幅広く深い教養及び総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養するよう適切に配慮」の各要件を満たしているものとは認められない。」と示しました。

【関連文書リンク】
「幸福の科学大学を「不可」とする理由」及び「幸福の科学大学(仮称)の審査過程における申請者の不適切な行為について」
平成26年10月29日
文部科学省 大学設置・学校法人審議会 大学設置分科会

先の幸福の科学学園の公式発表にある「本学が目指す教育の実現」とは、大川隆法の霊言を根底に据えた教育を意味し、それが審査の過程で“今回も”困難になったということは、このことについて、結局のところ幸福の科学は6年もの時間を費やしてもなお、頑なに何の是正も行わないまま再申請に臨んでいたということになります。

申請内容の細部の不備もさることながら、根本的にこんなものでは永久に認可を受けることはありえないでしょうけれど、この状況はそうした認知に至れないほどの独善性や現実検討力を喪失した妄想性、総じて大川隆法が率いる幸福の科学の反社会的セクト性が更に煮詰まってきている状況を物語ります。

さて、今回のメランコリック本音トークは、大川が教団の学生部の活動について考えを語ったパートです。

幸福の科学が、保守を標榜しながら実際は皇室を蔑ろにした革命志向で、民主主義の皮を被った狂信的独裁主義であることは既に多くの方が看破されているところですが、このチグハグさも大川のパーソナリティに由来するもので、この文書に散りばめられた問題発言の数々に、大川隆法の倒錯した卑しい性根が色濃く表れているのが良くご理解いただけることでしょう。

「お金儲け中心でやると若者は全滅する」と言いつつ、「映画のチケットをさばかせる」とし、たまり場とこずかいの提供というニンジンをチラつかせて、「年末までに会員をこれだけにしろと、絞って活動させる」などと。

更に「うちみたいに公明正大にやっているところはない。例えば、 「京都大学、神理を考える会」で出しても集まる」「学会なんか、学生のとこで盗聴までしている」というくだりは、裏を返せば、要するに教祖自身が「ダミー団体でオルグすればいい、他では盗聴くらいやっているんだぞ」と、反社会的活動を煽っている状況です。

生来のセンスの悪さから、ダミーを装っても一目瞭然ではあったわけですが、こうして90年代に大川が各大学に展開しようと画策していたアジトが、時間を経て、今や一般社会というフィールドの中に紛れ込ませようとしているものが幸福の科学学園であり、HSUと考えることができます。

大川隆法にとって学生とは、「最後、警察と戦う」「ただ(無料)のエネルギー」という認識です。将来のリクルート対象の少数を除けば、大多数は単なる頭数だけの使い捨ての鉄砲玉に過ぎず、あたかも振り込め詐欺の受け子をアルバイト感覚で動員するのと大差ありません。

大川隆法は教育者ではなく教祖です。幸福の科学学園というのは、こうした資質の者を創立者とし、かつ宇宙の根本仏として極端な個人崇拝を行わせて、排他的な宗教の構成員を純粋培養する機関です。

こんな教育事業など、常識的に考えて絶対にあってはならないことです。しかし、呆れたことに栃木県と滋賀県では、地域住民ばかりでなく私学審メンバーからの厳しい反対の声があったにかかわらず、行政は中学高等学校部門を認可してしまっており、年々若年層の被害者が量産されているのを黙認している現状です。これは専ら大学認可ほどの入念さのない制度と、事なかれ主義の首長や役人の責任に帰すべきものですが、社会の無関心が助長している側面も否めません。

例年、成人式や入学式のシーズンになると、様々な形で若者へ向けセクト等の勧誘を警告する取り組みが行われますが、この文書などは、破壊的セクトの教祖の生の声として、そっくりそのまま啓発に使えるほどの内容かと思います。

不認可を受けたとは言え、教団は学園もHSUも継続させる構えでいます。むしろ現状打破のために、これまで以上に無理強いの勧進を仕掛けてくることが容易に予想されます。教団職員の口車に乗った信者の親が、軽率な考えで如何わしい学校へ進学させ子供の人生を台無しにしてしまうことがないように、周囲がしっかりと眼を光らせていく必要があるでしょう。

ご自身がこうした問題の渦中に置かれることがないなど、決して誰も言えないのです。

【参考資料】
「アナタを狙うキケンな勧誘にご用心!」
JSCPR日本脱カルト協会

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土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

Author:土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)
セクトの犠牲者である家族と個人を支えるネットワーク
「RSFI MAIKA」代表

日本脱カルト協会
「JSCPR」会員

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「幸福の科学」の問題を中心に、セクトについて考えていきます。

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