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大川隆法メランコリック本音トークVol.11

大川隆法メランコリック本音トークVol.10に続き、1994年3月に当時の幸福の科学総合本部で収録された大川隆法の談話記録を順次掲載していきます。

本文に表された脱会者に対する謂れのない誹謗中傷と、宗教を隠れ蓑に信者を煽動した社会に対する狂気の自己顕示の企てが、大川隆法とカルト宗教「幸福の科学」の内幕をさらけ出します。

『 大 川 隆 法 の 本 心 』No.24
本心19
【出版】
編集の課長に中川。別動の本をしかけていく時期を考える。「講談社亡国論」。昔、創価学会が、藤原弘達の本を消しにきて、失敗した。

①根回し。「K社がつぶしにくるかも知れませんが、ひとつよろしく」出るらしいという情報を先に出して。
②チラシで先に出して、注文しましょう。本屋に注文させる。
③月刊誌に広告。
④被害者の会編著で出す「講談社亡国論」
⑤東販、日版にも挨拶に行く。

講談社からの妨害があれば、 「言論の妨害を受けた」と言えばいい。今ドロー状態だから攻撃に転じる。 Kの体質を全部えぐる。日本全国公認の戦いだから。

あと、 「宗教の逆襲」、 「幸福の科学発展の秘密」
攻撃用の本と大本営発表の本をつくる。情報を多く出して、撹乱していく。報道被害研究会編でも、池田不作著でもいい。映画の系統は出版社は妨害しにくい。

中川は早く移す。他教団とも出版物で戦わないといけない。日刊テーミスにも野間体質が書いてあった。 「講談社護酷物語」でもいい。

また逆手でほめ殺しの方法もある。「講談社の発展を祈る会」。いろいろ企画してやって下さい。「理想国家日本の条件」が出たら、自民党はうちを使いたくなるかも知れない。二正面作戦みたいになってきた。学会との戦いは今のところ、ご勘弁を。マスコミの追い風。講談社の孤立化。

ごそごそしている間に大きくなる。もう一回91年の戦いのやり直し。このままだとドローだから、もう一度仕掛ける。いまの感じだとマスコミから見ても、講談社は幸福の科学を葬れないと思っている。うちは後ろめたいことはしてないし、税務署が何もなくて、びっくりするぐらいだから。

本心20
【男女問題】
(男女問題も疑わしいことは慎む)。
あんまり厳しくなると、坂口さんもつらくなる。会社でも日本は男女問題に甘い。ニューヨークだと、社内でできたら、すぐに首。責任もってもらえるならいいが(結婚したらいいが)、遊びだったら困る。

初期に福井が夢枕で、斉藤真理子と結婚というのがあったが、職員の立場を利用するのはよくない。社会一般の要求レベルより少しきつめで。自由でなく、放任になっている。色情問題は、小さいことで被害が大きい。職員の立場で、会員の女の子をつまみ食いするのは問題。

放任と自由とは違う。女性とお金のところは潔癖。それでも攻撃してくるから。商社にいたとき、僕はまわりから、裁判官になったらいいと言われた。お酒のとこも見て見ぬふりしている。お祝いごとで飲むのはいいが、職員が飲んでくだまくのは恥ずかしい。

僕は商社時代でも酒はほとんど飲まなかった。宗教家になるために、あとあと言われないようにしていた。在職中は、持てないという噂を出していた。商社でも乱れている人は滅茶苦茶。東大出の人は用心していた。女のとこで足をすくわれるので、一応踏みとどまる人が多かった。仕事でないとこで、刺しに来る。

女の子と会っているところを見られたら「従兄弟だ」とか、いうのがいた。僕の回りで起きるのも、馬を射られるようなもの。職員のところが特権化して、いんし邪教みたいにならないように。また、宗教団体で結婚の紹介もできないというのでもおかしいから。下半身攻撃でも何でもしてうちを攻撃したいから。学会とやるとき、ものを言う。しかしおぼこい団体だ。

職員も特権化しないこと。「伝道の話があるから出てこい」とか言って若い女の子を夜、呼び出したりしないこと。これは繰り返し言うしかない。ここはいっぺん締め直しして、社会的評価を高めないといけない。全部が全部満足させられんから、不満分子が出ても、それが合理的ではないと言っておかないといけない。あと、畏まりすぎて、宗教として何も出来ないのでも困る。政党から見ても「幸福の科学へのアプローチの仕方がわからない」と

【税金】
宗教は、お布施のところでごまかせる。うちは、全部申告して、税金払っている団体だから。宗教的にみて、金儲けがうまいのは、税金をごまかすのがうまいだけ。池田大作の税金が大川隆法よりなぜ少ないか。池田大作は、うちの三倍は納税額があってもいいんじゃないですか。もしかしたら、うちより会員少ないんじゃないですか。

三菱商事は、今期800億の赤字。国際伝道しようとしたら、まるごと抱え込むようでないと。今回の七人、クオリティーはいいから、三年もしたら役に立つだろう。

補足: 「フォーカスの記事で九年間つきあっていたのを分かれさせられた」というのは、 「事実ではない」と、 「講談社を踊らせた悪魔たち」で、はっきり書くように。つきあっていた人はすでに人妻。

3月2日
セミナーのタイトル、 「ひとにぎりの愛」を「信仰の大切さ」に変更。

『 大 川 隆 法 の 本 心 』No.25
本心21
3月3日
【 「理想国家日本の条件」の表紙】
①色の感覚。もう一段色の切れが欲しい。配色の問題。
③写真は、講演会の写真を、帯の左に白ぬきで。
③C案は、字は大きくていいが、白でパンチカが弱い。
④キャッチを,もうひと工夫。

キャッチーつで、 10万部は違う。本が売れるか売れないかは、ほとんどが、題名と装丁だから。「売れんか、売れんか」の波動が出ないと。この表紙だったら、 20万部の壁を突破できない。三省堂の新刊コーナ一に積み上げて、目だつようでないと。プロパガンダの天才の出現を要する。

【海外派遣希望者の件】
75名も応募したのなら、一か月後に、英訳「太陽の法」(あとで宗教の挑戦に変更)から出題を。
① 英文解釈、②英作文、③〇×問題。

二次試験は口頭試問を英語で。質問は用意しておいてもいい。
一か月のポテンシャリティの能力と英語力がある程度あるかを見る。
合格は、予備軍も入れて15~20名に絞る。

あと、実務能力と適正があるか、タフであるかを見る。「この人狂いますよ」といった人では駄目。うまくいったら、これもうちのエリートコースになる可能性がある。

【他宗批判】
(編集局の報告のあとで)
学会に批判していく。いまだったら行ける。朝日も社説で学会の批判をしていた。週刊宝石で太陽の法の紹介をした、さいとうゆきは、モルモン(色情系統)だけど、うちの本を読んでいる。ダイナマイト思考をもとにした本を書いていた。

高田まりこは東大を出ている、狙いどこかも知れない。最近女優も、うちについている方が、何かあったら守ってくれるということで、うちに関心を持っている。

(邪教連合が出来るかも知れません)

そうなると、うちの宣伝費が安くなる。宗教を叩きたいと思うんだが、マスコミも言葉を知らなくて、はずかしながら、女と金のとこしか書けない。やるときやらんと、勇気がないように見える。天台座主も、ドームの翌日死んだ。これは仏罰の雰囲気。学会に何が出来るか。弱みを持っている。学会も新宗連を取り込みにかかっているが、幸福の科学が狼煙をあげると、どうなるかわからない。ぼちぼち勝負。もう少し力がいる。

本心21-2

【不満分子対策】
総合本部は少し、人材が増えた。おとといの話も、政治的な事務局長がいたら、こんなことにならなかった。もう少し策のある人がいたら、変わっていた。細川、高橋、竹内の事務局長は高くついた。ちょっと情けなかった。あとあと何年もして吹き出すと情けない。

あと、不満分子も呼び出すか出かけるなどして対処する。伊沢なども、 「お話伺いたい」と言って、少しぶるぶるさせておかないと。「この罰あたりが」と行かないと、宗教の戦いではない。 少し、この辺の力をつけないといけない。放置するとガン細胞みたいになるからいけない。みんな、裁判所にやってもらうのはおかしい。

行くなり、呼出をかけるなりして。単に行って、居留守を使われるぐらいなら、呼出をかけたらいい。それだけで十分ふるえる。来なかったら、あと、 「お返事は」と、また出す。中村も呼び出す。一人ぐらい送り込んで、ミイラとりがミイラになってもいけないから。地下でつながっているのを全部裁判所でやってもらうのもおかしい。少し、折伏部門をつけたい。


【Algorab注】
なかなかの情報量で、様々な着眼点があり整理のしづらいパートですが、大きく2点に絞りたいと思います。

まず【税金】の部分について。
「うちは、全部申告して、税金払っている団体だから」と自慢していますが、実情は決して公明正大であったわけではなく、この当時に大川が執着していた自己顕示の方法が「長者番付に名前を載せること」であったからに過ぎません。自らの宣伝と合わせて、文中にある通り「池田大作は、うちの三倍は納税額があってもいいんじゃないですか。もしかしたら、うちより会員少ないんじゃないですか」と言いたかっただけということです。

このことについては、以前に当ブログで扱いましたので、詳しくは下記をご高覧いただければと思います。

「カルト教祖のアコギな家計簿」
「デタラメ長者」
「カルト宗教の税務対策講座」

また、実際は税務当局に対してかなり警戒し、恐れていたことを示す文書もあります。こちらは以前に「“自称・救世主”大川隆法の憂鬱」と題して当ブログに掲載したところ、教団側の圧力で記事が削除されました。過敏なレスポンスは、大川らが依然として悶々としている証左ということでありましょう。とりあえず現状は当該文書をここではご覧いただけませんが、削除されたおかげで「Bansweek(2017年12月1日創刊号)」に収められる運びとなっています。

次に【不満分子対策】のところの、大川が脱会批判者への対応として指示している内容について。

「カルト宗教のアイヒマンたち~「オウム」と「幸福」④」の中で、大川隆法直筆のスラップ(威嚇目的訴訟)指示書をご紹介していますが、ここでも「脅して黙らせろ」という大川の一貫した姿勢が示されています。
教団職員は、従前より教祖直々のこうした教唆を受けてきたということで、特に幸福の科学広報局などが、これを忠実に踏襲している筆頭と言えるでしょう。

「不満分子も呼び出すか出かけるなどして対処する」
「「お話伺いたい」と言って、少しぶるぶるさせておかないと」
「行くなり、呼出をかけるなりして。単に行って、居留守を使われるぐらいなら、呼出をかけたらいい。それだけで十分ふるえる。来なかったら、あと、 「お返事は」と、また出す」

広報はじめ教団職員からの執拗な嫌がらせにあった経験のある方には、まさにこの通りの被害を受けた憶えの方が少なからずおられることと思います。私がご相談を受けたケースでも、このままの事例が複数ありました。

さて、多くの被害者にとって、教祖よりも身近な職員との間に起こった経験の方が教団のリアルなのだと思います。教祖に対する判断は保留のまま、身近なリアルがきっかけで脱会を決意する場合も少なくないようですが、上記のようなこの教団の金に関する子汚さも、威圧恫喝のモラルハラスメント体質も、結局は弟子(職員)の堕落や暴走ではなく、明らかに教祖の大川由来ということができます。

セミナーや書籍のタイトル、表紙のレイアウトから販促の段取りに至るまで、チマチマ指示を飛ばすような気質の大川に対して、もしもお伺いを立てずに不興を買えば、冷遇左遷は必定なので、怖気づいた職員はいちいち「ご下知」を求めるよう躾けられ、次第に自分で考え行動することができなくなっていきます。

信者は教祖の劣化コピーとなるのはこうしたメカニズムによるもので、幸福の科学のセンスや行動様式が、昔から一向に変わり映えしないばかりか、醜くなる一方であるのは、教祖である大川自身の人格が未熟な状態で止まったままであるうえに、社会的訓練を経ていないため、加齢とともに脳の機能も退化していることによるのでしょう。

「職員の立場で、会員の女の子をつまみ食いするのは問題」とか、「「伝道の話があるから出てこい」とか言って若い女の子を夜、呼び出したりしないこと。これは繰り返し言うしかない」などと、(当時からこうした状況だったということも問題ですが)教祖として表向き真っ当なことを言っておきながら、これが前妻の恭子と不仲になった途端に、前世の妻だとか言ったり、二人きりになった際に童謡を歌って反応をみるといった姑息な手段で女性職員を物色するのですから、まったく都合の良いものです。しかし、この変わり身は堕落というのとは少し違う気がします。

「宗教家になるために、あとあと言われないようにしていた。在職中は、持てないという噂を出していた」などとも言っていますが、東大時代には学割使って風俗通いの話もあるし、徳島の実家に保管されていた中川隆愛蔵のAV女優さんの写真集は、大悟したはずの後の時期の初版だったりする事実もあり、もともと大してご立派な性根の持ち主ではなかったわけなので、これを堕落というのは適切でないと思います。

カルト脳の特徴として、前回「思考の連続性の喪失」を指摘したところですが、別の側面に「記憶の書き換え(改竄)」というのもあります。

教団の基本書「太陽の法」などに記された自伝的回想が、初期と現在とでは比較にならないほど美化されて別物になっているのは、常識人には甚だ理解に苦しむところでしょうけれど、本人はウソを言っている自覚はなくて、こうした記憶の書き換えが何度となく行われていると考えたら合点がいくと思います。

ただし、海外派遣の審査に際して、「実務能力と適正があるか、タフであるかを見る。「この人狂いますよ」といった人では駄目」と述べている部分については、トーメン時代の自分にだぶらせて失敗を活かそうとしたのか、或いは記憶を書き換えて忘れているだけなのか、その真意を測りかねています。
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土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

Author:土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)
セクトの犠牲者である家族と個人を支えるネットワーク
「RSFI MAIKA」代表

日本脱カルト協会
「JSCPR」会員

当ブログへようこそ。
「幸福の科学」の問題を中心に、セクトについて考えていきます。

ご相談等の場合は、リンク先頭の「RSFI MAIKA公式ホームページ」のコンタクトよりご連絡ください。

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