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大川隆法メランコリック本音トークVol.10

大川隆法メランコリック本音トークVol.9に続き、1994年3月に当時の幸福の科学総合本部で収録された大川隆法の談話記録を順次掲載していきます。

本文に表された脱会者に対する謂れのない誹謗中傷と、宗教を隠れ蓑に信者を煽動した社会に対する狂気の自己顕示の企てが、大川隆法とカルト宗教「幸福の科学」の内幕をさらけ出します。

『 大 川 隆 法 の 本 心 』No.22
本心16
【予言】
霊もストレートでないことが多いから、それを経験させることによって次のステップに入るが、高橋先生は個性で少し早めに言う傾向がある。 2、 3年したら現実化することが多い。最近まで人間だったから、情のとこで助け船を出そうというところを狙われている。

予言系統では、原は、 「あなたは三年以内に脱落する」と予言されていた。栗原が、がたがたしたとき、 「あんたもああなるよ」と予言され、その通りになった。「このままでは三段ロケットと同じで、大気圏を出たら、切り離される。心改めて帰依したらいいが」と言われたが、この予言はあたっていた。アドバイスはしたが、結局そうなっている。

阿部のとき、 「ここで決断しなかったら、阿部が引きずり込まれる。この手を握れ」というのは、予言ではなく、 「こうしなさい」ということ。それを人間が邪魔しているだけ。そうすべきだという判断を言っているだけ。従わなかった人は切れている。そういうことを言うのは、何とか助けてやりたいと思った人だけです。あと、 GLA系統の人には何とかしてやりたいと思っているのがわからなくて、沈没している。

関谷本は、師弟の間が切れていくのを意図している。「話したら、こうなるんだったら、話なんかしなくていい、温情なんかかけなくていい、弟子を信用するな」 、そういうものを感じさせる。とりこになっている人をK社の筆力が加わって、 「疑」はマスコミの専門だからね。 91年以降、押し返しただけでも大したもの。読売菩薩も、関谷は知っているはずがない。記者が書いているもの。当会も、フライデー菩薩というのは間違い。

隠れた論点は、 88年の春、先生の結婚に対する攻撃。これは女性の嫉妬。結果はすごくよかった。職員も安心して勤められる団体になった。文殊の利剣でよく守ってくれている。高橋先生が「結婚しなさい」と言ったのが気にくわない。それで、弾かれた人が「高橋信次は悪い霊だ。こんなに一生懸命仕えていたのに」と恨んだ。

【伊沢、中村】
労働組合的発想が出てきた。仕事ができなくて何が悪い。賃金あげるのが経営者の仕事だ。能力的に低かった。たまたま、間に合わせで、役職もらって、それを「われわれがやったんだ」と言っている。うちにくる前のものから引きづっている。小さなパン屋の総務部長をしていたのが、局長は無理だった。最初、役にたったかもしれないが、あとで優秀なのが来て、いられなくなった。「ちょっとだけでも使ってもらってよかったね」と、言えないといけない。もはや、鍛えようがない。

紀尾井町移転も、5億集まらなかった。うちの人材供給が十分ではなかった。会に迷惑をかけなかったら、楽しい思い出。迷惑をかけたから駄目。原、関谷も功績は全部消えた。いわゆる徳切れというやつ。Back to the futureから見れば、全部消えた。最初から宗教団体として見直してみると、消えていく。現時点では、まず地獄。自分を愛しすぎた結果。奪う愛にこだわりすぎた。


『 大 川 隆 法 の 本 心 』No.23
本心17
【教導の怒り】
法の隙は、フライデーのときの「許す愛」。 「悪魔の活動」や「聖霊を汚す罪」は許されない。
正語で怒りが肯定される部分は、
① 教導の怒り。
師が弟子を怒るのは当然の仕事。未熟なとこを怒るのは正語に反しない。これが愛。
②無我の怒り。
自分のために怒っているんじゃない。自分の欲、立場を考えない。
② 空心の怒り。
これは②とほぼ同じ。
これらは仏教の中にもある。仏教はただ堪え忍び、忍にくだけではない。
忍にく即無抵抗即悪の容認に流れるのは間違い。言うことを言わないと。法戦もあるから。禅宗は暴力もある。「堪え忍べ」、 「はい、そうですか」ではない。
釈迦自身も折伏している。事火外道を。神通力戦争だ。法戦もしている。言い返す能力は大事。

【女難】
フライデーみたいなのは、釈迦教団にも二回あった。いずれも女性がらみ。一つは、祇園精舎の前に遊女をうろうろさせて、しばらくしてから、その遊女を殺して、祇園精舎の外の溝に捨てて、国王の兵隊に捜させて、釈迦教団に嫌疑をかけさせた。

もう一つは、チャンチャーという人が色情問題の罠をかけてきた。説法を聞きにきて、そのうち「お腹が大きくなった。釈迦の子供を身ごもった」と言い出して、町の人の怒りを買うようにした。実際はお盆をお腹の中に入れていた。人気が高いとお布施が集まるので、悪い噂で足を引っ張ろうとする。

もう一つ女難があった。遊行しているとき、ある財産家に見初められて、その人には美人の娘がいて、「あなた、還俗して、うちの娘と結婚してくれ」といってきた。そのとき、「美人でも、内臓なんて糞壺だ」と言って断ったが、その娘がのちに国王の側室になったが、そのとき「私を糞袋と言った」と仏教教団を迫害しだした。

三件とも、全部女性がらみで、全部下がらみのもの。いつの時代もあるので、戦わないと、悪い噂を流して、兵糧攻めをしてくる。フライデーのときは、K社がうちの銀行を攻めに来た。あとは、会員を減らそうとした。やっかみ、嫉妬で仕掛けられる。突き行かないと解決できない。情報戦でいつも仕掛けられる。

【分派】
仏教教団で、釈迦没後の分裂は、かしょうと阿難の喧嘩。かしょうと阿難は天敵。どっちを正当化するか。阿難自体は釈迦の侍者25年して、阿羅漢になれなかった。500人が阿羅漢になっているが、この人一人だけが哲学的で、阿羅漢になっていなかった。釈迦の近くにいたから、信仰心が足りなかった。ダイバダッタは阿難の兄。弟子同士の争いはしょっちゅう起きる。

【情報戦】
あと、情報戦として、高橋、細川、前田、坂下まで言わないと。精神だけの夫婦、そんなことしろと僕は一回も言っていない。その前はやる気満々だった。前の奥さんの前科もあるから。あと、うまくいかなかったことを合理化しているだけ。三本部長を使え。人がいいだけでは駄目。

本心18
【飯山】
個人としての不始末。 親の言う人と結婚したが、元の恋人の人妻と付き合っており、結婚しても、その人妻から手紙が来たので、まどかが暴れた。管まどかが神託結婚という言葉を言い出した。阿部のところへ相談に行ったり、いろんなとこへ行った。

Think too muchの類。あんたのこと、そこまでかまっていられない。あれは、お願いしますと飯山から行ってきて、本人は中島、管、峰村のどれかと思っていて、先生はどれかを紹介してくれると思っていた。二人は喜んで結婚していた。神主でも、仲人のせいでもない。元の彼女のことは、飯山の問題。人妻を呼び出してデートするのはまずい。まどかが100%完璧な男性と思いこんでいるのも、甘え。最初のころの組織の未熟なとこだった。

【阿部】
阿部は複合汚染。やった本人が予言が外れたというのは許せない。

【斉藤】
関西の斉藤さんは、相手も好きで、話が進んでいた。もうすぐ結婚ができるんじゃないかといったら、その日に相手に申し込みに行って、OKになりましたと言っていた。ところが家つき土地つきの一人娘。養子に入ってくれるんだったらという条件がついた。養子には入れないということでもめた。

斉藤さんも長男として養子に入る気はなかった。親を捨てる気があったら出来たんだが。結婚の問題も実家へ帰ったら、この世的になってだめになる。信仰の世界でなくなる。リカバリーで、住のお姉さんが紹介した人と結婚できてよかった。この人と結婚しなさいということではなかった。僕が言うのも、少なくとも片方が好きでなかったら、言わなかった。

紹介したのも5,6件だった。駄目になったのは、ほとんど甘えとわがまま。こちらも親族全部の合意をとりつける義務はない。多少応援することはあっても、あとは本人同士の問題。実家のことを言い出したら駄目。自分のことをあげつらって、あれこれ言うのは卑怯。結婚して評価が上がったらうまくいく。

奪う愛は駄目。責任転嫁もだめ。自分だけ、特別な人間になって人のせいにするのはだめ。「あなたは出世するでしょう」と予言しても、努力すればという条件がつく。選択の自由に関しては、神様も介入していない。そういうのは他力で解決できていない。地獄に堕ちる自由は止められない。

【正史】
正史は、まず会員、その次外へ。外部へ出す本も大切。パトリオットでうまい戦い方ができれば、 K社との戦いも最終戦までいく。きちっとしたけじめ、抑止力になる。わがままは許されない。

送別会のとき、色紙を配って「また帰ってきて下さい」ということをするから増長する。仕事は叱らんといかん。僕の特徴として、鍛えようのない人は言わない。しごかれるうちは、まだ脈がある。だめだと思う人は、言わないで放っとく。

宗教団体としては10年やって第一段階の基礎。 10年残らなかったら、幹部ではない。大幹部になろうと思ったら20~30年の実績がいる。首都圏はゴシップ、ゆさぶりで危ない。何時くすぶってもおかしくないから、頑張れ。弁護士だけの戦いにならないように。闘犬みたいに闘う。見ているだけではだめだ。

(以下、白橋、真杉、坂口)
人一人変わると変わる。主宰補佐が、長嶺で六つ続けて負けたが、坂口で五つ続けて勝った夢を見た。

【Algorab注】
今回は自分が行ってきた予言や神託結婚に関する大川の言い訳パートになっています。全ては「虚業教団」の出版によって白日の下に晒されたことに起因していますが、同書で指摘されていないケースの話を持ってきてまで苦しい自己弁護を展開する様子が、滑稽でもあり哀れでもあります。

散発的なものは除いて、この頃までの間に大川が披露した予言書には、「ノストラダムスの新予言」のほか、大伝道の戦略書籍と位置付けた「ノストラダムス戦慄の啓示」「アラーの大警告」等があります。それから、ほとんどの信者に知られていませんが、自衛隊関係者の懇談会に招かれて行った予言などもあり、当時の教祖が自身の霊能に絶対の自信を抱いていた証と見ることができます。しかし、結局それらの予言については、内容はもとより興行的にも盛大に外す結果となり、今日では幸福の科学の黒歴史のひとつになっています。

さすがにその後は暫くの間は、霊言も予言も行わなくなりましたが、喉元過ぎて教訓を忘れたのか、最近ではまた霊言という形で色々と予言を行い、恥の上塗りを重ねる始末です。

大川は、「虚業教団」への対抗措置として、この記録にあるような個人への誹謗中傷を内外に吹聴しつつ、やがてスラップ訴訟まで行っていくわけですが、【教導の怒り】の辺りなどは、劣情私怨を「愛」と強弁して相手を支配しようとする「サディズムの変装」そのもので、抑制が効かない幸福の科学のモラルハラスメントの始原が垣間見えます。

また、極めつけは、一連の反論で急先鋒を担うことになる当時の主宰補佐であった大川恭子について言及している部分でしょう。

「虚業教団」で取り上げられていたこともありますが、会内でも時に批判的な風潮さえあった恭子について教団を挙げて護るよう統制し、一部の職員を前にした談話の中でも、『結果はすごくよかった。職員も安心して勤められる団体になった。文殊の利剣でよく守ってくれている。高橋先生が「結婚しなさい」と言ったのが気にくわない。それで、弾かれた人が「高橋信次は悪い霊だ。こんなに一生懸命仕えていたのに」と恨んだ。』と総括していたのがご覧の通りなのです。

しかし、2012年の離婚に至る過程では、「便器カバーの裏側にびっしりと跳ね返りが付いている」「かなり口臭の激しい人」が「本当は私が結婚を考えていたのは別の人であったのです。それを知りながら横取りしてきたのです」(現代の法難)となり、「汝、この世に生まれてくる必要なし」「汝は、生ける悪霊なり」(悪妻封印祈願)とまで言われるのですから、甚だ隔世の感があります。

こんないい加減な展開で言いくるめられると考える教祖も、実際言いくるめられてしまう信者も全くどうかしていて、常識的に考えれば、自分のことさえ予知できない者の予言など相手にされる訳がないのは自明のことなのに、何でこんなの信じているのか理解に苦しむところでしょう.。

しかしどうも、カルト宗教という環境下での躾(マインドコントロール)は、現実検討力の低下のほか、前後の連続性の中断(思考の連続性の喪失)を促進する側面があるようです。要するに、過去も行く末もなく、見たいものしか見ない「カルト脳」の成せる業と言うしかありません。
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土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

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「RSFI MAIKA」代表

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