デタラメ長者
前回に続き、今回は世間に対する印象操作、自己顕示の長者番付ランキング工作のカラクリです。
当時、番付に載ったわけですから、高額納税をしたことは事実ですし、どんな素性の金でも国庫に納められた金に変わりはありませんが、その実態は以下のとおりデタラメなものです。
長者番付入りが宗教活動の一環であるはずがなく、公益法人としてのガバナンスが機能していない、まさしく教団の私物化の事実。
宗教法人を隠れ蓑にした、やりたい放題の状況をご覧ください。

【本文抜粋】
1994年11月8日
主宰先生
秘書局
本年分の確定申告の納税額予測と高額納税者番付について
日々のご指導、誠にありがとうございます。さて、標記の件につきまして、事務局経理部より下表のとおり本年度の所得金額の予測が提出されましたので、ご報告申し上げます。
現在の予測では、所得金額が5 2 3百万円となり、前年にくらベ4 8百万円増加いたします。また、納税額は、約2 5 6百万円と昨年より2 4百万円増加する見込みとなっております。なお、これを昨年の高額納税者(その他部門)にそのままあてはめますと4位となり、順位に変動は生じない見込みでございます。更に納税額等を増額する場合には、年末に役員賞与を支給する形で対応させていただくことを考えております。
→〔役員賞与支給額×0. 9 5 (給与所得控除))×5 0% (税率) =増加する税額〕
※役員賞与は、生計費等のお立て替え約9 0百万円を手取額として逆算したものです。

【本文抜粋】
1994年11月15日
事務局
高額納税者番付にかかる対策について
標記の件につきましては、先般、秘書局よりご報告させていただきましたとおり、年税額が256百万円(経理部推計)と昨年に比べて4 8百万円増加するものの、順位は4位と変わらない見込みとなっております。また、別途上申させていただいております年末の賞与のお支払いを実施させていただきました場合でも、年税額が279百万円となり、順位に変動がないものと考えられます。
当会の堅実な発展を世にアピールするためにも、番付の順位を確実なものとし、更に順位を上げさせていただくことは、重要な戦略であると考えます。そのためには、納税額を3億円台にすることが必要であると認められます。
つきましては、本年の映画上映、及び、三宝帰依体制に向けての大いなる御指導等に心から感謝を申し上げ、次のとおり、特別役員賞与をお支払いさせていただきたいと考えますので、よろしいかお伺い申し上げます。なお、ご認可を賜りました場合の年税額は、概算で336百万円となります。

【本文抜粋】
1994年12月13日
事務局経理部
秘書局における現金出納業務のあらまし
標記の件につきましては、次のとおり取り扱うこととしていますので、よろしくお取り計らいください。
手持金:秘書に一定額の常時手持金(小口現金)を設置して、経費の支払いに備える。
仮 払:常時手持金から、担当者に任意の額の仮払金を持たせておく。
出 金:担当者は、仮払金の中から必要な経費等を支払う。
清 算:担当者は、領収書(レシート)に出金伝票を添えて、現金の清算を受ける。
補 充:秘書局で、出金伝票をとりまとめ、集計したうえで、経理から補充を受ける。
担当者は、定額の仮払金を受けることにより、個人の現金と混合した場合にも、仮払金から手持ちの領収証の合計金額を差し引いた金額が、会の現金であることが容易に確認できるメリットがあります(領収証の宛名は上様も可)。
現在、紀尾井町オフィスに200万円、ご邸宅に400万円の常時手持金を置いていますが、用途は、運営にかかる出費に備える他、主宰先生の執筆活動にかかる取材費や生活費も賄い、キャッシュレスで生活していただくことを目的としています。
経理では、回付された伝票と領収を①会の経費、 ②先生方の取材費、 ③生計費に区分し個人関連の②と③を主宰先生に対する立替金として処理します。
立替金は、回収させていただくのではなく、夏と冬の2回、立替金の額を手取額として所得税や社会保険料を上乗せし、役員賞与の支払いがあったものとして処理し、所得番付(高額納税者の公示)対策としています。
当時、番付に載ったわけですから、高額納税をしたことは事実ですし、どんな素性の金でも国庫に納められた金に変わりはありませんが、その実態は以下のとおりデタラメなものです。
長者番付入りが宗教活動の一環であるはずがなく、公益法人としてのガバナンスが機能していない、まさしく教団の私物化の事実。
宗教法人を隠れ蓑にした、やりたい放題の状況をご覧ください。

【本文抜粋】
1994年11月8日
主宰先生
秘書局
本年分の確定申告の納税額予測と高額納税者番付について
日々のご指導、誠にありがとうございます。さて、標記の件につきまして、事務局経理部より下表のとおり本年度の所得金額の予測が提出されましたので、ご報告申し上げます。
現在の予測では、所得金額が5 2 3百万円となり、前年にくらベ4 8百万円増加いたします。また、納税額は、約2 5 6百万円と昨年より2 4百万円増加する見込みとなっております。なお、これを昨年の高額納税者(その他部門)にそのままあてはめますと4位となり、順位に変動は生じない見込みでございます。更に納税額等を増額する場合には、年末に役員賞与を支給する形で対応させていただくことを考えております。
→〔役員賞与支給額×0. 9 5 (給与所得控除))×5 0% (税率) =増加する税額〕
※役員賞与は、生計費等のお立て替え約9 0百万円を手取額として逆算したものです。

【本文抜粋】
1994年11月15日
事務局
高額納税者番付にかかる対策について
標記の件につきましては、先般、秘書局よりご報告させていただきましたとおり、年税額が256百万円(経理部推計)と昨年に比べて4 8百万円増加するものの、順位は4位と変わらない見込みとなっております。また、別途上申させていただいております年末の賞与のお支払いを実施させていただきました場合でも、年税額が279百万円となり、順位に変動がないものと考えられます。
当会の堅実な発展を世にアピールするためにも、番付の順位を確実なものとし、更に順位を上げさせていただくことは、重要な戦略であると考えます。そのためには、納税額を3億円台にすることが必要であると認められます。
つきましては、本年の映画上映、及び、三宝帰依体制に向けての大いなる御指導等に心から感謝を申し上げ、次のとおり、特別役員賞与をお支払いさせていただきたいと考えますので、よろしいかお伺い申し上げます。なお、ご認可を賜りました場合の年税額は、概算で336百万円となります。

【本文抜粋】
1994年12月13日
事務局経理部
秘書局における現金出納業務のあらまし
標記の件につきましては、次のとおり取り扱うこととしていますので、よろしくお取り計らいください。
手持金:秘書に一定額の常時手持金(小口現金)を設置して、経費の支払いに備える。
仮 払:常時手持金から、担当者に任意の額の仮払金を持たせておく。
出 金:担当者は、仮払金の中から必要な経費等を支払う。
清 算:担当者は、領収書(レシート)に出金伝票を添えて、現金の清算を受ける。
補 充:秘書局で、出金伝票をとりまとめ、集計したうえで、経理から補充を受ける。
担当者は、定額の仮払金を受けることにより、個人の現金と混合した場合にも、仮払金から手持ちの領収証の合計金額を差し引いた金額が、会の現金であることが容易に確認できるメリットがあります(領収証の宛名は上様も可)。
現在、紀尾井町オフィスに200万円、ご邸宅に400万円の常時手持金を置いていますが、用途は、運営にかかる出費に備える他、主宰先生の執筆活動にかかる取材費や生活費も賄い、キャッシュレスで生活していただくことを目的としています。
経理では、回付された伝票と領収を①会の経費、 ②先生方の取材費、 ③生計費に区分し個人関連の②と③を主宰先生に対する立替金として処理します。
立替金は、回収させていただくのではなく、夏と冬の2回、立替金の額を手取額として所得税や社会保険料を上乗せし、役員賞与の支払いがあったものとして処理し、所得番付(高額納税者の公示)対策としています。
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