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RSFI MAIKA―2019の活動総括

※以下はRSFI MAIKA公式Twitterにて発信したものを加筆転載したものです。
【 2019活動総括 】

MAIKA設立から瞬く間に1年が過ぎました。準備万全の船出ではありませんでしたが、活動の4つの柱のうち、自立や経済的回復に向けた支援の分野では、社会福祉や法曹界との繋がりから、基本的対処方針の整理が進み、手探り状態を脱して徐々に経験値を高めることはできているかと思います。

関係機関への情報提供についても、いくつかの依頼に対して実績を積むことができ、相談や依頼の窓口として一定の機能を果たせるようになれたことは、MAIKAを立ち上げた意義があった部分です。

一方、心理面の深いダメージケアの道筋は進展を得られず、引き続き模索を続ける必要があります。

生活再建も心的ダメージからの回復も、一朝一夕では済まない現実的に長い時間の要する困難な道のりになります。辛抱強く支援が継続される体制を目指していかなければならないと考えています。

反省点として、結果的にMAIKAとしてのオフミーティングを開催できませんでした。交流を希望していた方々にはご期待に応えられず本当に申し訳ありません。

相談を優先するために活動上の限界、物理的な事情もあるとは言え、決してオフ会を軽視しているわけではありません。参加希望者の地域性の問題のほか、オフ会が新たな傷つきの場にならないようにとの配慮から、代表の私がやや慎重に考え過ぎてしまっている部分はあったかと思います。

秋口から脱会相談が続発してきています。これまでコンスタントにあったものとは、感触として少し違う胎動を感じます。

この先の波に対処するためには、支援側も足腰を整えて備えを固めないといけませんが、事業の原資たる「ヒト、モノ、カネ」といった課題の克服について、組織化の弊害に注意しつつ、スケールに見合ったものへ慎重にバランスを保って進めたいと思います。

元々MAIKAは活動の理想として、一宗一派に限らないセクト問題そのものを視野に設立しました。団体名に宗派名を冠さなかったのもその理由のひとつです。

二世の方々に接すると、脱会してきた宗派によるものと、世代や境遇による繋がりとが縦糸と横糸となって初めてセーフティーネットになるのではないかという考えを改めて強くします。

また、この問題への理解を広げるためには、脱会者やその家族等の関係者のみの繋がりではなく、専門家でなくても真摯な問題意識を寄せて下さる方に対してなら、柔軟に門戸を広げる余地があっても良いのではという考えもよぎります。MAIKAは形成途中なので色々な可能性を探って行きます。

万能など元より目指しておらず、常に限界と向き合っています。
でも、ひとりではできないことも、人の輪があれば可能性が拡がります。

背伸びはせず着実に、1人でも多くの同胞がセクトの呪縛を解いて日常に帰還できるように、今後も微力を尽くします。


MAIKAへの相談をご希望の方は、MAIKA公式ホームページの「コンタクト」よりご連絡ください。追ってお返事を差し上げます。また、オフミーティングの開催等の各種告知を、このMAIKA公式Twitterにて行う場合がありますので、ご希望の方は是非フォローをお願い致します。

MAIKA公式ホームページ

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プロフィール

土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

Author:土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)
セクトの犠牲者である家族と個人を支えるネットワーク
「RSFI MAIKA」代表

日本脱カルト協会
「JSCPR」会員

当ブログへようこそ。
「幸福の科学」の問題を中心に、セクトについて考えていきます。

ご相談等の場合は、リンク先頭の「RSFI MAIKA公式ホームページ」のコンタクトよりご連絡ください。

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