カルト教祖のアコギな家計簿

「信者が30人いれば食っていける。500人いればベンツに乗れる」
新興宗教を舞台にした「仮想儀礼」という篠田節子さんの小説にある言葉です。
物語は、食い詰めた男らが、金儲け目的で宗教を興すところから展開していきますが、霊言が食いぶちであった中川親子も、当事者の意思はともかく、状況としては似たようなものだったのでしょう。
いくら聖人を装っても、卑しさは隠せません。
隠すどころか、教祖らしくなるほど、露骨になっていくもののようです。
90年代、大川隆法という名を、世間に売ろうとしてとっていた頃、教団の宣伝の柱は、信者による大川本の買い占めによるベストセラー戦略と同時に、大川を長者番付に載せることでした。
効果的な宣伝として教団に承認させ、本を買い占めさせて、さらに長者番付に載るように主宰報酬を吊り上げさせるのですから、教祖はウハウハです。
教祖ぼろ儲けの状態ですが、一方で性根のセコさを示す事実もあります。
カルト教祖の財テクの仕組みが分かる資料ですが、よく分析していくと、これがいわゆる表向きにはできない「B勘定」というものであることが見えてきます。
さて、それがどこか。
図がやや小さいですが、是非じっくりご覧ください。
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