幸福の科学・藤井実彦が足蹴にしたもの
「「慰安婦の真実」国民運動」の幹事の藤井実彦が9月6日、国民党支部に設置された慰安婦像の即時撤去を求めて台湾・台南市を訪問した際に、慰安婦像に蹴りを入れるパフォーマンスをしていた件は、現地メディアで大きく報道され、周辺国にも波紋を広げている。

藤井のキック画像(当人は“ストレッチ”と主張)
日本人藤井實彥踹台南慰安婦像正面版
藤井は幸福の科学の信者で、教団が実質的に後援している「論破プロジェクト」の代表者を務め、2014年にフランスで開催された「アングレーム国際漫画祭」において、主催者が定める政治宣伝の禁止を理由に出展を拒否された過去がある。
藤井名で検索をかけるとザ・リバティの記事が連なる。


「藤井実彦 リバティWEB記事一覧」
「アングレーム国際漫画祭」での騒動前後から今日に至るまで、藤井は幸福の科学の機関誌ザ・リバティに度々登場し、在家信者でありながらも、この界隈に関する幸福の科学のプロパガンダを担い、教団シンパ形成に尽力してきた。
教団の大本営発表で信者は軽く言いくるめることができても、世間の目をごまかすことはできない。

9.11幸福の科学教団広報

9.14幸福の科学教団広報
だが、今回の事件を機に、藤井は自己のSNSアカウントを削除して雲隠れし、教団は早々に藤井との関係を否定する姑息な逃げを打った。
しかし藤井について口を滑らせる教団職員も現われたり、もはや既出の事実が隠し通せないと分かると、論点のすり替えや幼稚な開き直りに出るなど、大方の予想を裏切ることなく社会に醜態を晒している。
【関連記事】
ハーバービジネスオンライン
「台湾「慰安婦像キック問題」の背後に「右派カルト」。大手メディアは沈黙」
やや日刊カルト新聞
「本日、幸福の科学総合本部前で抗議デモ=信者による慰安婦像キック問題で」
「台湾での“慰安婦像キック”問題で市民15人が幸福の科学に抗議デモ=東京・五反田で」
台湾慰安婦像キック問題で幸福の科学が台湾側を非難
2015.4.25の教団誌で、慰安婦問題に関する記事には、「日本の誇りを取り戻そう」という呼びかけがある。しかし今回の行為は、そうした自分達に誇れる行為であったのか?
このような行為は、当事国の対日感情をいたずらに悪化させるばかりでなく、広く国際社会に向けて日本人の恥晒しとなって信用を失墜させ、己らが掲げる理念さえ毀損することになることくらい想像がつかなかったのだろうか。
また、藤井は二男二女の子供の父でもある。「ストレッチをしていただけ」などと噴飯ものの逃げ口上に徹する父親の姿は、二世の彼らの目に果たしてどう映るのであろうか。
今回の事件は、現在の日本社会をぼんやりと覆う右傾化の背後にいて、ナショナリズムの漫画化を扇動する、幸福の科学のような淫祠邪教の介在を露骨に示した。
「朱に交われば赤くなる」の喩えで、「慰安婦の真実」国民運動それ自体も、事件を受けて藤井の幹事職を解任しつつ、一方で台湾側に対しては、「それはそれ、これはこれ」とばかりに、事件が与えた当事国の心情を慮ることなく、カルト顔負けの厚顔無恥な態度を貫いている。

「慰安婦の真実」国民運動の声明
「台湾の慰安婦像に関わって発生した問題について」
票田として安易にカルトに阿る政治家が少なくない日本だが、社会活動や国際交流の場にカルトの浸潤を許せば、このような危険はいくらでも起こりうる。そこでメディアの力が必要となるのだが、この件に対する大手メディアの沈黙ぶりは実に情けない。
幸福の科学と一蓮托生のフジサンケイグループには何ら期待するところはないが、メディアはオウム事件にいったい何を学んだのか。教訓を得たなら、いいかげん行動で示したらどうだ。

藤井のキック画像(当人は“ストレッチ”と主張)
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藤井は幸福の科学の信者で、教団が実質的に後援している「論破プロジェクト」の代表者を務め、2014年にフランスで開催された「アングレーム国際漫画祭」において、主催者が定める政治宣伝の禁止を理由に出展を拒否された過去がある。
藤井名で検索をかけるとザ・リバティの記事が連なる。


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教団の大本営発表で信者は軽く言いくるめることができても、世間の目をごまかすことはできない。

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だが、今回の事件を機に、藤井は自己のSNSアカウントを削除して雲隠れし、教団は早々に藤井との関係を否定する姑息な逃げを打った。
しかし藤井について口を滑らせる教団職員も現われたり、もはや既出の事実が隠し通せないと分かると、論点のすり替えや幼稚な開き直りに出るなど、大方の予想を裏切ることなく社会に醜態を晒している。
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このような行為は、当事国の対日感情をいたずらに悪化させるばかりでなく、広く国際社会に向けて日本人の恥晒しとなって信用を失墜させ、己らが掲げる理念さえ毀損することになることくらい想像がつかなかったのだろうか。
また、藤井は二男二女の子供の父でもある。「ストレッチをしていただけ」などと噴飯ものの逃げ口上に徹する父親の姿は、二世の彼らの目に果たしてどう映るのであろうか。
今回の事件は、現在の日本社会をぼんやりと覆う右傾化の背後にいて、ナショナリズムの漫画化を扇動する、幸福の科学のような淫祠邪教の介在を露骨に示した。
「朱に交われば赤くなる」の喩えで、「慰安婦の真実」国民運動それ自体も、事件を受けて藤井の幹事職を解任しつつ、一方で台湾側に対しては、「それはそれ、これはこれ」とばかりに、事件が与えた当事国の心情を慮ることなく、カルト顔負けの厚顔無恥な態度を貫いている。

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