障碍者を蔑む大川隆法の形態模写
宗教家を自称していても、この男は口先ばかりで、人間の尊厳とか命の尊さとか、一度たりとも真剣に考えたことなどないのでしょうね。


大川隆法「スティーブン・ホーキング博士の霊言」CM動画より
大川隆法と幸福の科学信者の倫理観は既に崩壊し、やって良いことと悪いことの分別もつかなくなっています。

大川への批判に4000件に迫る共感が集まる
この霊言動画が公開されてからすぐに、多くの批判が沸き起こりました。そのあと少ししてこの動画は削除されましたが、批判を受けて削除したのか、ただ単にCM動画として広告目的を達成したから削除したのかは不明です。甚だ不謹慎でしたと教団が公式に謝罪していないので、反省したわけではないのでしょう。

【関連リンク】
「せりか基金」宇宙兄弟ALSプロジェクト
「筋萎縮性側索硬化症:ALS」(Amyotrophic lateral sclerosis)とは 、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン疾患の難病で、日本では現在約1万人、世界で約45万人の患者さんが闘病されており、去る2018年3月14日、76歳で他界したイギリスの理論物理学者スティーブン・ウィリアム・ホーキング博士がALSの診断を受けたのは1963年で、博士が21歳のころ。
ALSが進行すると、意識は正常であり続けるものの、次第に手足の筋力が痩せて低下し、感覚が麻痺することで歩行困難などの運動障害が生じ、また顔の筋力が弱くなってコミュニケーションにも障害を来すようになり、さらに食べ物が飲み込みにくくなる嚥下障害や、横隔膜や肋間筋など吸気に関係する筋力低下による呼吸障害といった4つの症状が続発していきます。
【関連リンク】
日本ALS協会
END ALS
このような状況では、ただ生きることさえ大変なことで、発症して数年で重篤化し生命の危機を迎えることも少なくないのに、博士は50年以上に渡って最先端の物理学を牽引する知的活動を通じて科学の進歩に多大な貢献をし、そして世界中の多くの患者さんに生きる勇気を与え続けました。過酷な運命に腐らず、逆境に負けずに科学者として誠実であり続けた姿は、人類の教師と言ってよい人物ではないかと思います。
それに対して大川隆法など、自らは大悟した宇宙の根本仏として「人生は一冊の問題集」だなどと偉そうな御託を並べながらも、自分を認めない世を呪い、批判者を悪魔として自らを一切省みることをせずに、自分の問題集を放り出して人生を落第した狭量で恨み節ばかりの人間の屑にすぎず、比べる土俵に登らないほど著しい雲泥の差があります。
今回のような障碍者への蔑みが生じる背景には、教義上表向きには、たとえ器質的な疾患や障害によって自我の表現を妨げられていても、人間の本性である霊(魂)はミニチュアの神として、あくまでその実相は健全だと宣いつつ、実際のところは病気や障害を悪霊による霊障や前世のカルマなどといった独善的な価値観によって解釈し、簡単に対象者を見下げて切り捨てるような他のカルト宗教にも共通する幸福の科学の風潮があります。
また、「宇宙は科学で説明でき、読み解くのに神は必要ない」「(ビッグバンは)神に点火してもらう必要はない」といった生前の博士の発言から、自らを造物主と信じてやまない大川隆法にとっては、それが聖霊への不敬として無間地獄行きの査定になっている部分もあるのでしょう。
幸福の科学のように地獄行きとはでは言わないまでも、博士の発言に対しては、既成宗教界からも批判が噴出していました。自分たちの神の概念にそぐわないからといって、理性的に本質を理解しようとする知的誠実さを欠いて、脊髄反射的に過剰な反応を示す宗教者の態度は実にみっともないものです。

スティーブン・ウィリアム・ホーキング博士
人は何を信じているかではなく、何をしたかだと、私は考えます。
さらに、単に何をしたかでなく、何のためにしたかだと。
そうした意味で、博士こそ宗教的な人格者のひとりであったとさえ思います。きっと博士は言下に否定されることと思いますが。


大川隆法「スティーブン・ホーキング博士の霊言」CM動画より
大川隆法と幸福の科学信者の倫理観は既に崩壊し、やって良いことと悪いことの分別もつかなくなっています。

大川への批判に4000件に迫る共感が集まる
この霊言動画が公開されてからすぐに、多くの批判が沸き起こりました。そのあと少ししてこの動画は削除されましたが、批判を受けて削除したのか、ただ単にCM動画として広告目的を達成したから削除したのかは不明です。甚だ不謹慎でしたと教団が公式に謝罪していないので、反省したわけではないのでしょう。

【関連リンク】
「せりか基金」宇宙兄弟ALSプロジェクト
「筋萎縮性側索硬化症:ALS」(Amyotrophic lateral sclerosis)とは 、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン疾患の難病で、日本では現在約1万人、世界で約45万人の患者さんが闘病されており、去る2018年3月14日、76歳で他界したイギリスの理論物理学者スティーブン・ウィリアム・ホーキング博士がALSの診断を受けたのは1963年で、博士が21歳のころ。
ALSが進行すると、意識は正常であり続けるものの、次第に手足の筋力が痩せて低下し、感覚が麻痺することで歩行困難などの運動障害が生じ、また顔の筋力が弱くなってコミュニケーションにも障害を来すようになり、さらに食べ物が飲み込みにくくなる嚥下障害や、横隔膜や肋間筋など吸気に関係する筋力低下による呼吸障害といった4つの症状が続発していきます。
【関連リンク】
日本ALS協会
END ALS
このような状況では、ただ生きることさえ大変なことで、発症して数年で重篤化し生命の危機を迎えることも少なくないのに、博士は50年以上に渡って最先端の物理学を牽引する知的活動を通じて科学の進歩に多大な貢献をし、そして世界中の多くの患者さんに生きる勇気を与え続けました。過酷な運命に腐らず、逆境に負けずに科学者として誠実であり続けた姿は、人類の教師と言ってよい人物ではないかと思います。
それに対して大川隆法など、自らは大悟した宇宙の根本仏として「人生は一冊の問題集」だなどと偉そうな御託を並べながらも、自分を認めない世を呪い、批判者を悪魔として自らを一切省みることをせずに、自分の問題集を放り出して人生を落第した狭量で恨み節ばかりの人間の屑にすぎず、比べる土俵に登らないほど著しい雲泥の差があります。
今回のような障碍者への蔑みが生じる背景には、教義上表向きには、たとえ器質的な疾患や障害によって自我の表現を妨げられていても、人間の本性である霊(魂)はミニチュアの神として、あくまでその実相は健全だと宣いつつ、実際のところは病気や障害を悪霊による霊障や前世のカルマなどといった独善的な価値観によって解釈し、簡単に対象者を見下げて切り捨てるような他のカルト宗教にも共通する幸福の科学の風潮があります。
また、「宇宙は科学で説明でき、読み解くのに神は必要ない」「(ビッグバンは)神に点火してもらう必要はない」といった生前の博士の発言から、自らを造物主と信じてやまない大川隆法にとっては、それが聖霊への不敬として無間地獄行きの査定になっている部分もあるのでしょう。
幸福の科学のように地獄行きとはでは言わないまでも、博士の発言に対しては、既成宗教界からも批判が噴出していました。自分たちの神の概念にそぐわないからといって、理性的に本質を理解しようとする知的誠実さを欠いて、脊髄反射的に過剰な反応を示す宗教者の態度は実にみっともないものです。

スティーブン・ウィリアム・ホーキング博士
人は何を信じているかではなく、何をしたかだと、私は考えます。
さらに、単に何をしたかでなく、何のためにしたかだと。
そうした意味で、博士こそ宗教的な人格者のひとりであったとさえ思います。きっと博士は言下に否定されることと思いますが。
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