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幸福実現党の2017惨敗始末

政局を予想できなかった大川隆法の、カナダ外遊涙の中止騒動から始まった幸福の科学にとっての2017衆院選挙は、いつも通りの惨敗に終わり、倅らに街宣をさせて、自らは一度も出番がありませんでしたから、醜態を晒してまでトロント行を中止にし、さらに役立たずのまま敗軍の将となるという、大川隆法にとって踏んだり蹴ったりの選挙でした。

安定の結果なので、そのことについては特段コメントすることはありませんが、今回の選挙の備忘録として、この期間中のトピックを残しておきたいと思います。

まずはこちら。
七海への疑問

教団幹部マンション

選挙取材を進めるジャーナリストも関心を寄せた幸福実現党候補者の七海ひろこ(北林寛子)の住居の問題。このことについては、昨年の東京都知事選の折に、対立候補者によっても明かされていました。

マック赤坂氏証言
2016都知事選時のマック赤坂氏のツイート(投稿後になぜか削除)

教団内でも政党内でも、何ら実績のない小娘の住居が赤坂の高級分譲マンションであるということへの違和感は、聞くもの誰しもが抱くことでしょう。ジャーナリストが質問をぶつけられたのか、それに何と答えたのか定かでありませんが、幸福の科学は、いわゆる「格差=悪」ではないとし、格差への批判を「嫉妬心」からくる「暗黒思想」と主張しています。従って、こうした事実への疑念、批判も「妬み」で片づけ、教祖や一部の特権階級が行う、いかに分不相応の贅沢も、何が悪いのかと居直って顧みることは一切ありません。

リスクと引き換えの創意工夫や挑戦の成果が、時として経済的成功として報われ、結果的に序列が生じるのは、自由競争を採用した社会の中にあっては自明のことで、そうした現実を格差として直ちに不平等と論ずるのは乱暴なことだと思いますし、そうした部分では教団の「格差=悪ではない」という言葉自体は必ずしも間違いとは言いません。

しかし、それはチャンスが平等であるという前提で、様々なセーフティネット(社会保障)による貧困対策という側面と合わせて語られるもので、教祖の趣向によって甚だフェアと言い難い不公正な人事考課が常態化し、そうして生じた特権階級は私腹を肥やし、反対にそれらを支えるための末端は、社会的な廃人同様になるまで搾取され続けるというカルト宗教幸福の科学の組織状況は、幸福の科学が忌み嫌う社会主義国家が失敗した際の最も醜悪な様態そのものであって、そのような教団に、格差については無論のこと国策を説教する資格はないでしょう。

また、世間の嫉妬と片付けますが、それは誤解も甚だしく、自意識過剰もいいところで、そもそも大川隆法や幸福信者など、世間の羨望の対象になりえません。

人を笑わせるのと、笑われるのでは大きな違いがありまして、イタコ芸の教祖とその仲間達などという、今やゲスの極みと言うべき、嘲笑、軽蔑の的にされることなど、マトモな感性の持ち主であれば、たとえどんなに富を積まれても、そんな恥辱に耐えられませんし、人を奴隷化して禄をはむような、そんな唾棄すべき人間の同類になどなりたくありません。

満たされぬ承認欲求の代償
信者に向かって高価な衣装や時計、指輪をひけらかす大川

だいたい、大川や教団幹部の富への執着は、本当は世間に認められたい、賞賛されたい、尊敬を得たいと熱望しながら、それらは一向に手に入らず、結局は金で買えるものしか獲得できないから、せいぜいひけらかして虚勢を張り、満たされぬ承認欲求の慰めとする他はないという代償行為みたいなものです。

けれども飾り付けたところで、卑しさは増すばかりで、所詮は陳腐な性根の持ち主でしかないことなど、世間には既に看破されています。

あと、忘れかけていましたが、こんなこともありました。

壱岐候補に迫る布団たたき棒の自称学会員
幸福実現党候補者への自称学会員による公選法違反(自由妨害)

怪我がなくて何よりでしたが、ベタな設定に疑問がいっぱいです。
どこも後追い取材や検証を行わないので、未だ背景は不明ですが、情けないのは、なにより直ぐに自作自演が囁かれてしまう始末で、それも所謂アンチでもなんでもない人々からということでした。
幸福の科学というのは、もう完全に世間の信用を失っており、これは既に回復不可能な領域に達していることを実感させられます。

そんな中でも懲りずに、幸福実現党でも1年10万円の党費でなれる特別党員を設けたようで、目標3000人に対して、9割近く達成したとの報がありました(10月24日頃)。
特別党員申込書

必勝必達の勧進で、いずれ目標には達することでしょうが、この期に及んで教団の政治ごっこに付き合わされる信者の哀れを思う一方で、教団の集金にしては比較的低めの設定であるにも係わらず、募集から少々の時間を費やしているのには、手こずっている感じが否めません。

つまり、二世や三世の問題はあるものの、教団が活動の主軸に据える、この程度の要請に対応可能な信者層でさえ、あとの残りは3000人弱という水準に教勢が落ち込んできていると理解して良さそうです。
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