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消せない記憶。蘇る記憶。

普段カルトに関心のない方々でも、選挙期間中に幸福の科学の活動が活発化すると、嫌でも目につきますから、毎回こうした反応は少なからずあるものです。
実現党演説への反応1

実現党演説への反応2
幸福実現党の街宣に対する聴衆反応例

ただ、お若い方には、こうした人々の脳裏にどういった光景が投影されているのか分からないかも知れません。それはこういう光景です。

オウムシスターズ

オウムシスターズ2
1990年(平成2年)第39回衆院選の光景
オウム真理教を母体とする真理党は、教祖の麻原彰晃以下、立候補者25名全員が落選し供託金は没収された

幸福の科学は、オウム真理教との類似性を指摘されると、それは不当なレッテル貼りで、むしろオウム真理教を壊滅に追い込んだのが自分たちだと反論します。当時の状況を知っている世代の中では、そんな主張がまかり通る余地などありませんが、一連のオウム事件への記憶の風化が、その副産物として、このような与太話の喧伝を許してしまっている部分もあるのでしょう。しかし、幸福の科学の主張が、ほんの僅かな事実に、ウソと妄想を幾重にも塗り固めたものであることは、近々こちらで詳しく扱いたいと考えています。

幸福の科学への評価一例

ところで、「やや日刊カルト新聞」では、現在選挙期間中の衆院選の立候補者に対する、カルト身辺検査が公開されています。たいへん有意義な渾身の記事ですが、こうして政治家のカルトとの深い結びつきを改めて見せつけられ、暗澹たる気分にさせられます。

やや日刊カルト新聞 2017衆院選特集
やや日刊カルト新聞

【記事リンク】
衆院選2017総力特集!“オカルト候補”300人ぜんぶ載せ!

オウム事件への記憶の風化は、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という人の世の常とばかりに言うべきでなく、それは日本が社会的にしっかりした総括を未だにできていない故であり、記事は、いみじくもその元凶がどこにあるのかを暗示しています。

ある著述家は、「選挙というのは、屑の中からマシな屑を選ぶこと」と言っていました。受け入れがたい提案ですが、悲しいかな否定しきれない部分もあります。

来週に迫った投開票日に向けて、棄権や白票を呼びかける無責任な説に惑わされることなく、少しでもマシな明日のために、少しでもマシな選択を是非とも行使しましょう。

思考し、意思表示を続ける以外に、屑連中を駆逐する道はありません。
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