外遊か選挙か~教祖と職員の化かし合い
日本の信者にナイショで進められていた大川隆法のカナダ外遊講演会の日程が、衆院選の投開票日と重なってしまい、それを外部からすっぱ抜かれたことで、教団はこのカナダ・トロント講演についてのネット上の情報を慌てて削除しにかかるなど、対応の迷走が続いています。

国内の信者に周知されないまま、削除される海外公演の情報

教団内の混乱が垣間見えるずさんな対応ぶり
例によって、日本の危機と信者を煽り、通常の三倍の攻撃力を発揮せよと酷使しながら、自らは悠々と外遊に出掛けようとしていたことと、また、そうした恐怖説得には、己の予知能力が前提となっているにも関わらず、そもそも衆院選すら予期できていなかったことが明らかとなり、完全に面目丸つぶれの状況です。
もっとも、現存信者の多くは、これ以前にさまざまな認知的不協和に直面するたび、教団の躾けに従ってきたビリーバーなのですから、いつものような屁理屈で何とでも言いくるめることはできたはずです。
例えば、「法を説くは師にあり。法を広げるは弟子にあり」とか、強気に開き直って言ってしまえば、一般人からの評価はともかく、主体性の脆弱な信者などイチコロです。
しかしそれができずに、トロント講演についてのネット上の情報をコソコソと消しにかかったことが今回の最大の失策で、却って大川の疚しさを露骨に表明することとなり、選挙活動への士気の低下と、教祖や教団への不信感を根付かせる結果となりました。
果たして外遊に行くのか、選挙の陣頭指揮を執るのか、この期に及んで未だに方針がハッキリしません。
教祖が優柔不断であるのは今に始まったことではありませんが、こうした迷走状態を俯瞰して見ると、実は選挙に関心がなく、本心ではあくまで海外旅行に行きたい教祖側と、この状況を利用して、なんとか外遊を止めさせたい職員側の化かし合いがあるように思えます。
そして、職員側の動機も、必ずしも選挙のためではありません。結党以来、減少の一途をたどる戦力に、三倍攻撃の檄を飛ばしたところで、幸福実現党の大敗は目に見えており、結局は有権者に帰責すれば結果を求められない選挙活動など、職員にとって「とりあえずやりました」程度のアピールで済ませられるからです。
今回の状況を幸いにして、職員側が教祖の外遊を止めさせたいのは、海外講演の動員が甚だ芳しくないという辺りが本音ではないかと思います。22年ぶりに満を持して行った8月の東京ドーム講演の動員が、予想以上に教団の衰退を示す惨憺たる有り様であったことからして、海外講演の動員に苦慮しているであろうことなど、想像に難くないことです。
予期せず舞い込んだ千載一遇のチャンス。この外部要因に帰責させれば、動員の失敗、サボタージュを体裁よく隠すことができる。これでまた、しばらく首がつながる。職員にとってオイシイ話でしょう。

信者を放って大川が行きたいThe Westin Harbour Castle外観

信者に働かせて大川が楽しむThe Westin Harbour Castle夜景

会場施設は10名から3,000名まで、様々な幅広い対応が可能
動員が失敗していてもそれなりに繕いようはある。
【施設情報リンク】
The Westin Harbour Castle Conference Centre
(ウェスティン・ハーバーキャッスル,トロント)
それでも大川は、やっぱりトロントに行きたいと、最後まで駄々を捏ねることでしょう。
国内に留まって立候補者の全滅を見るのも、海外まで出かけて、下手な英語を笑われながらガラガラの会場を見渡すのも、どちらも同じ苦痛であるのなら、せめて素敵なホテルに泊まってトロント観光できた方がマシなのですから。
さて、大川がワガママを通すか、職員がコントロールするか。
信者不在で繰り広げられる教祖と幹部の化かし合い。
最後に勝つのはどちらか。

国内の信者に周知されないまま、削除される海外公演の情報

教団内の混乱が垣間見えるずさんな対応ぶり
例によって、日本の危機と信者を煽り、通常の三倍の攻撃力を発揮せよと酷使しながら、自らは悠々と外遊に出掛けようとしていたことと、また、そうした恐怖説得には、己の予知能力が前提となっているにも関わらず、そもそも衆院選すら予期できていなかったことが明らかとなり、完全に面目丸つぶれの状況です。
もっとも、現存信者の多くは、これ以前にさまざまな認知的不協和に直面するたび、教団の躾けに従ってきたビリーバーなのですから、いつものような屁理屈で何とでも言いくるめることはできたはずです。
例えば、「法を説くは師にあり。法を広げるは弟子にあり」とか、強気に開き直って言ってしまえば、一般人からの評価はともかく、主体性の脆弱な信者などイチコロです。
しかしそれができずに、トロント講演についてのネット上の情報をコソコソと消しにかかったことが今回の最大の失策で、却って大川の疚しさを露骨に表明することとなり、選挙活動への士気の低下と、教祖や教団への不信感を根付かせる結果となりました。
果たして外遊に行くのか、選挙の陣頭指揮を執るのか、この期に及んで未だに方針がハッキリしません。
教祖が優柔不断であるのは今に始まったことではありませんが、こうした迷走状態を俯瞰して見ると、実は選挙に関心がなく、本心ではあくまで海外旅行に行きたい教祖側と、この状況を利用して、なんとか外遊を止めさせたい職員側の化かし合いがあるように思えます。
そして、職員側の動機も、必ずしも選挙のためではありません。結党以来、減少の一途をたどる戦力に、三倍攻撃の檄を飛ばしたところで、幸福実現党の大敗は目に見えており、結局は有権者に帰責すれば結果を求められない選挙活動など、職員にとって「とりあえずやりました」程度のアピールで済ませられるからです。
今回の状況を幸いにして、職員側が教祖の外遊を止めさせたいのは、海外講演の動員が甚だ芳しくないという辺りが本音ではないかと思います。22年ぶりに満を持して行った8月の東京ドーム講演の動員が、予想以上に教団の衰退を示す惨憺たる有り様であったことからして、海外講演の動員に苦慮しているであろうことなど、想像に難くないことです。
予期せず舞い込んだ千載一遇のチャンス。この外部要因に帰責させれば、動員の失敗、サボタージュを体裁よく隠すことができる。これでまた、しばらく首がつながる。職員にとってオイシイ話でしょう。

信者を放って大川が行きたいThe Westin Harbour Castle外観

信者に働かせて大川が楽しむThe Westin Harbour Castle夜景

会場施設は10名から3,000名まで、様々な幅広い対応が可能
動員が失敗していてもそれなりに繕いようはある。
【施設情報リンク】
The Westin Harbour Castle Conference Centre
(ウェスティン・ハーバーキャッスル,トロント)
それでも大川は、やっぱりトロントに行きたいと、最後まで駄々を捏ねることでしょう。
国内に留まって立候補者の全滅を見るのも、海外まで出かけて、下手な英語を笑われながらガラガラの会場を見渡すのも、どちらも同じ苦痛であるのなら、せめて素敵なホテルに泊まってトロント観光できた方がマシなのですから。
さて、大川がワガママを通すか、職員がコントロールするか。
信者不在で繰り広げられる教祖と幹部の化かし合い。
最後に勝つのはどちらか。
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