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カルト問題の解明をめざして

洋の東西を問わず、また宗教や自己啓発、あるいは政治的思想などの別なく、カルト的集団には必ず一定のパターンがあります。それは所詮、人間のすることだからですが、事例の蓄積からパターンを分析できても、「なぜそうなるのか?」という根本的なメカニズムの解明には、未だ至っていません。

以下は人民寺院事件について扱われたものですが、ここにはオウム真理教や統一教会、また幸福の科学などの問題について考える手掛かりがあります。

【YouTubeリンク】
Why do people join cults? - Janja Lalich
(なぜ人はカルトにはまるのか? — ヤンヤ・ラリッチ)


【関連記事リンク】
「なぜ人はカルトに取り憑かれてしまうのか?」

オウム真理教による一連の事件から23年の歳月を数え、全ての裁判が結審された今日、元オウム真理教信者の死刑囚らの移送が始められて、にわかに死刑執行に向けた準備が加速してきた感がありますが、先日、法務大臣に対して、JSCPR日本脱カルト協会より、カルト問題の解明と再発防止の観点から、麻原死刑囚以外のオウム真理教元信者12名の死刑執行に反対する要請書が提出され、公益社団法人日本外国特派員協会において、JSCPR理事3名のほか、「オウム真理教家族の会」会長の永岡弘行さんも含めて記者会見が行われました。

JSCPR要請書1
JSCPR要請書2

【JSCPR日本脱カルト協会リンク】
法務大臣への要請書

【記者会見映像YouTubeリンク】
麻原死刑囚以外のオウム12人の死刑執行に反対
滝本弁護士らが会見(2018年3月19日)



こうした動きは、死刑囚の移送が始まったことに対して急遽行われたものという印象が強いと思われますが、教祖の麻原を除く12名の死刑執行反対については、以前より家族会のメンバーを中心に地道な署名活動が続けられていた事実があります。

多大な犠牲者を出し、今なお深刻な後遺症に悩まされている被害者も少なくない中、被害者、被害者家族といった全ての関係者の死刑囚への処罰感情は、当事者の方々の心を焼き焦がし、想像を絶するほど苦しく、全く癒されないままのものであろうと思われますが、そうした方々の中からの、死刑執行反対の訴えであるということの重みを、社会はしっかり受け止める必要があるでしょう。

このことは日本にとってだけでなく、世界にとっても必要なことであり、ゆえに、日本外国特派員協会において訴えられたことは意味があったと思います。

このまま彼らを殺してしまえば、多大な犠牲を出しながら、何ら総括もせぬまま教訓も学ぶことなく、ただ単に「臭いものに蓋」をして終わるだけです。

オウム真理教家族の会(旧-被害者の会)主催の署名のお願いと署名用紙は下記リンクをご覧ください。

滝本太郎弁護士ブログ「12名の死刑執行回避署名-お願い」

オウム真理教家族の会


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プロフィール

土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

Author:土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)
セクトの犠牲者である家族と個人を支えるネットワーク
「RSFI MAIKA」代表

日本脱カルト協会
「JSCPR」会員

当ブログへようこそ。
「幸福の科学」の問題を中心に、セクトについて考えていきます。

ご相談等の場合は、リンク先頭の「RSFI MAIKA公式ホームページ」のコンタクトよりご連絡ください。

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