fc2ブログ

淫祠邪教 #幸福の科学

幸福の科学信者らの、ごく普通の日常を扱ったドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、地球神軍」(成田天音監督作品)は、2018年度大阪芸術大学映像学科卒業制作展「DFA2018」の学内展において、本来であれば無事に上映を終えていたところでしたが、公開直前になって、繰り返し執拗に仕掛けられた幸福の科学側からの恫喝的圧力によって、無念にも上映中止に追い込まれました。

黒塗りパンフ

「DFA2018」の学外展は、3月3日(土)と4日(日)に開催されますが、そこでも同作が上映されることはありません。カルト宗教の暴力的エゴイズムによって、大学の正当な教育研究活動が阻害されるという異常事態の発生。同作の箇所が雑に黒く塗りつぶされたパンフレットは、突然カルト宗教からの狂気に晒された大学関係者側の混乱ぶりを物語っています。

スラップ訴訟に象徴される通り、普段から威圧恫喝を得意とし、これまでも不都合な敵対者を黙らせようとしてきた幸福の科学ですが、今回もいつも通りのパターンで迫ったところが、不意にニュースとして取り上げられてしまい、そして教団への批判が高まってくると、今度は苦し紛れの主張を強弁して、自己弁護を謀ろうとしています。

BUZZAP
【関連記事リンク】
「幸福の科学、教団を描いた学生のドキュメンタリー映画「ゆきゆきて地球神軍」に訴訟をちらつかせて上映中止を要求」

J-CAST
【関連記事リンク】
「学生制作の「幸福の科学」映画、上映見合わせに 大学側と教団側の説明とは」

カルト脳は、善と悪、理想化と脱価値化といった極端な二分法を特徴としており、自分たち認めなければ即ち敵なので、こうした批判には過剰な態度を示すのです。

幸福の科学側の、「上映中止など求めていない」や「法的措置などとは言っていない」という主張は、今後このカルト教団のウソを暴く言質になりますので、しっかりと記録に留めておく必要があります。

また、肖像権やプライバシー権の侵害等で違法性や不当性も主張していますが、著名人のパブリシティ権を侵害し、そのキチガイ霊言を生業にしている連中の、これら盗人猛々しい物言いは、まさに「カルトにも三分の理」と言ったところでしょう。

大川イタコ霊言とは1
大川イタコ霊言とは2
【YouTubeリンク】幸福の科学 公式チャンネル
「霊言ってナニ?」

死者、生者を問わず、何かにつけて節操なく出版される幸福の科学の霊言本は、御覧の通りの、呆れるほど開き直った奇矯な論理で衆目に晒されているものです。

そもそも“霊言”というのは、もともと生命の死後存続、個的存在の永続性というテーマの中で、その客観的証明を目指した「スピリチュアリズム」のアプローチの一環として定着したもので、とりあえずその真偽は別としても、英国を中心に、少なくとも真摯な姿勢で取り組まれてきた歴史がありますが、イタコ芸と揶揄されるような、大川隆法が乱発する単なる戯言レベルの“守護霊霊言”を、「本人以上のホンネ」などと嘯く幸福の科学の不真面目な態度は、霊的世界の存在証明以前の、全く検証に値するシロモノではなく、著名人のネーム・バリューに便乗した、浅ましい話題作り以外の何ものでもありません。今や宗教の価値を貶めるものは、無神論者でも唯物主義者でもなくカルトなのです。

パブリシティ権の侵害
幸福の科学によるパブリシティ権侵害の一例

“霊言”に扱われた著名人にとっては、パブリシティ権の侵害であり、また教団関係者と錯誤されることを含め名誉棄損でもあると思いますが、現状このことについて殆どの方が黙ったままで、公式に抗議を表明したケースは稀です。

こうして無視を決め込む方々が多い理由は、 『霊言本に書かれていることは特殊な宗教論争であるため、幸福の科学信者以外で信じる人はいない』 と判示されて、大川隆法に対する名誉棄損の訴えが退けられた経緯があるからでしょう。そんなことでは「金持ち喧嘩せず」で、ハエや蚊に等しきキワモノ過ぎてマトモな批判の対象にすらならない程度の、気味の悪いカルトなどと関わるだけ損と考えて無理もありません。

【関連記事リンク】
「有名人の守護霊インタビュー本が名誉毀損にあたらない理由」
「最近『手塚治虫の霊言』という頭の痛い本が出版された」

しかし、カルト相手に沈黙は美徳ではありません。甚だ迷惑を被っている方々に向かって、それが罪とまでは言えませんが、人間の尊厳と権利の侵害という重要な問題に対する、著名人としての社会的責任という観点から、「不愉快である」とか「キモチ悪い」とか、或いは「馬鹿らしい」という程度でも良いので、何らかの抗議の意思表示はして頂きたいところです。なぜなら、その沈黙は、幸福の科学のようなアホカルトのキチガイ教祖や、その哀れなビリーバー達の歪んだ認知機能では、「承認」や「支持」と変換され、その行為を増長させることに繋がるからです。

最も良くないのは、中途半端に弄ることです。現に歌手の和田アキ子が、TV番組内で自分を扱った大川霊言を面白半分に弄ったことが、教団内ではすぐさま自分たちが認められたものという認識になって、信者同士の間で相互に肯定感を高める道具にされ、妄想性を強化させる結果になっています。

軽率で中途半端な弄りは、誤ったメッセージとなりカルトを調子づかせます。ですから、はっきりと不快感を表明するか、もしも弄るのなら、勘違いの余地を残させないよう徹頭徹尾コケにして、完膚なきまでに笑い者にし、自分達が日本のHeelであることを骨の髄まで分からせてやるくらいでなければダメです。

調子こいたカルトは、その行為に抑制が効かなくなり、以下のようなことまでし始めます。

不敬を働く淫祠邪教
ダイアナ妃霊言
大川隆法の不敬の数々

このダイアナ元皇太子妃の霊言に対しては、現地メディアでも取り上げられています。
大川隆法と愉快な仲間たちは、海外のメディアに取り上げられるだけで、内容も知らぬまま単純に喜ぶ能天気な人種ですが、こちらの記事は、英国らしい皮肉のこもった批判記事になっています。当然でしょう。

Mirror
【関連記事リンク】
Mirror Online
「ダイアナ元皇太子妃の死から20年、サイキックによる奇怪な『寂しい魂へのインタビュー』が出版される」
「Bizarre 'interview with Princess Diana's lonely spirit' 20 years after her death released by 'psychic'」

「幸福の科学教祖大川隆法によるダイアナ元皇太子妃のスピリチュアル・メッセージ。海外の評価『これは元皇太子妃ではない』」

ちなみにマスター大川の霊言など、Happy Scienceの信者以外で信じる人はいないのは海外も同じで、信者から献本されたらしき方のレビューもありました。

海外レビュー1
「This book was gifted to me. It is by far the worst book ever. The author should be EMBARRASSED at this pathetic attempt to make money off the late Princess Diana. Her speech patterns, vocabulary usage, sentence structure - everything screams that it isn't her. This is either a ridiculous hoaxer trying to swindle people out of money, the author is completely dilusional, OR it's simply not Princess Diana. Save your money for a decent read. Don't bother with this rubbish.」

海外レビュー2
「贈り物でもらったので読みましたが、最悪の本でした。この本の著者は、ダイアナ元妃を利用してお金を儲けようなどという残念な姿勢を恥じるべきです。話し方のパターンやボキャブラリーの選び方、言葉の組み立て方など、何もかもが『これは元皇太子妃ではない』と訴えています」

「とにかくこれはお金を騙し取るためのふざけた詐欺か、著者の頭が完全に妄想でやられているか、たとえ霊言だとしてもダイアナ元妃とは全く別人のものであるとしか思えません。お金を使うなら、もっときちんとした内容の読み物を買いましょう。こんなゴミのためにお金を払うことはありません」(和訳:HN水木しげる氏)


こうして公序良俗を害し、人の尊厳を辱め、宗教の価値を貶める幸福の科学の大川隆法の所業は、国内に留まらず、いまや海を越えて国益を損なう域に至っています。幸福の科学など、宗教を隠れ蓑にした社会に仇なすチンピラ集団に過ぎません。

平成14年11月8日、最高裁第二小法廷では、名誉棄損のスラップ訴訟を乱発する幸福の科学に対して、それらを批判的言論の威嚇を目的とした「訴権の濫用」と断じたうえ、こう判示しました。

「宗教法人及びその主宰者等は、法による手厚い制度的保護の下に、人の魂の救済を図るという至上かつ崇高な活動に従事しているのであり、このような特別な立場にある団体ないしその責任者は、常に社会一般からその全存在について厳しい批判の対象とされるのは自明のことというべきであろう」

この言葉を受けて、以前に別の記事で結びにした言葉を、ここで改めて使います。

宗教法人「幸福の科学」及びその主宰者「大川隆法」は、甚だ「人の魂の救済を図るという至上かつ崇高な活動に従事」しているなどとは言い難く、明らかに「法による手厚い制度的保護の下」に置かれるべき価値を微塵も具備していないと。
スポンサーサイト



映画「ゆきゆきて、地球神軍」恫喝うけ公開延期へ

近日公開が予定されていた、成田天音監督作品「ゆきゆきて、地球神軍」が、上映予告の段階から始まった幸福の科学による様々な恫喝的圧力によって、大阪芸術大学大学映像学科卒業制作展「DFA2018」での上映が中止に追い込まれ、残念ながら公開が延期となりました。
(※「DFA2018」自体はスケジュール変更して実施されます)

幸福の科学からの圧力は、例によって関係者のTwitterアカウントへの攻撃から始まり、監督のアカウントが凍結されたり、DFA2018アカウントの該当ツイートが削除されたりし、またそうした嫌がらせと合わせて、幸福の科学はさらに、大学や当映画製作関係者に対して、訴訟をチラつかせて上映の中止を迫る執拗な抗議を繰り返していた模様です。大阪芸術大学の学生や教職員は、突然「議論のある破壊的カルト」からの予期せぬ干渉に直面することになり、さぞ困惑したことでしょう。

そんな中、「ゆきゆきて、地球神軍」の成田天音監督より、上映を楽しみにしていた多くの方々へ向けてコメントが発信されていますので、ここに転載してお知らせします。

監督あいさつ1

監督あいさつ2

学生の彼が示すこの矜持、大阪芸術大学魂としてお仲間の学生諸君はどうか誇りに思って下さい。そして他学の学生の皆さんも、負けるものかと発奮して頂きたいですね。

逆に、幸福の科学の言いなりのTwitter社や、いまや教団の提灯記事の御用聞きと化したフジサンケイグループような、みっともない大人たちは、いいかげん少しは恥を知り、彼の爪の垢でも煎じて飲むといい。

大学の関係者は、きっと生のカルトを見るのが初めてで驚いたことでしょうけれど、幸福の科学など、20年前から信者が増えておらず、いまや社会不適応の高齢者と、反対に教団の箱庭に囲われ社会的訓練が不足したまま成長した気の毒な若者らで構成される、たかだか活動信者4000人程度のアホカルトに過ぎません。大学関係者の皆様には、どうか彼らのハリボテの虚勢に惑わされることなく、毅然として教育者の矜持を示されることを望みます。

【教育関係者の皆様必見】
「カルト対策学校ネットワークのご案内」
リンク先:JSCPR 日本脱カルト協会

本日は取り急ぎお知らせまで。
このことについては、後日あらためてまとめを行う予定です。
プロフィール

土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)

Author:土矢浩士(ハンドルネーム:アルゴラブ)
セクトの犠牲者である家族と個人を支えるネットワーク
「RSFI MAIKA」代表

日本脱カルト協会
「JSCPR」会員

当ブログへようこそ。
「幸福の科学」の問題を中心に、セクトについて考えていきます。

ご相談等の場合は、リンク先頭の「RSFI MAIKA公式ホームページ」のコンタクトよりご連絡ください。

また、当ブログのコメント欄は非公開設定を選択することができます。悪質な荒らし行為等でない限りは決して公開されませんのでご安心ください。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR