予言がはずれるとき

こちらは91年当時、大伝道の戦略書籍として出版された2冊の予言本の広告です。

アラーチラシ

ノストラチラシ

チラシには、150万部とか200万部とか景気の良い文句が飛び交っていますが、これはあくまで「印刷部数」ということです。

そしてこちらは、教団が発表した、今となっては恥ずかしいプレスリリース。

プレスリリース1

プレスリリース2

プレスリリース3

結局のところ、大川隆法の予言は外れて大爆死し、予言書在庫は支部や倉庫に山積みにされたまま、世間には全く流通することなく、このことは教団内ですら黒歴史となりました。

伝道も単なる失敗にとどまらず、教祖の大川や教団自体の胡散臭さを印象付ける盛大な逆伝道となって、終いに追い詰められた大川が発狂してフライデー事件を起こすという顛末です。

予言を連発し、メディアでの宣伝を駆使し、お誕生日会に向かおうとする最近の流れは、91年の頃とよく似ています。
現実検討力がなく教訓を学ばないから、また歴史は繰り返すでしょうか。

大見得を切った予言がはずれるとき、現実の否認に、信者は教祖の霊力のおかげで危機から守られたなどと言って、認知的不協和を解決しようとします。幸福の科学の場合は、霊言した霊が誤ったという独特のパターンもあります。

いずれにしても、教団内という一般社会と乖離した環境下においては、信者同士でその認知を支持し合うので、社会的には全く通じないトンデモ理論でも、信者にはそれ以外の結論は一切採用されません。主体性を失った脆弱な自我が、自己崩壊への恐れに耐えられないからです。

実際、そこを追及してみれば、判で押したように同じ、認知的不協和理論の生きたサンプルに接することができるでしょう。

ところで、信者が拠り所とする論理の展開からすれば、逆にめでたく予言が成就した暁には、教祖も信者も無力で、存在価値がないことの証明となるわけですが、それで良いのでしょうか?

「桃李不言下自成蹊」

本物の国師なら、恐怖アピールでなく、調和への提言を発するなり、行動すべきです。
いつまでたっても世人に認められないのは、世人の目が曇っているからではなく、自分たちに徳がないからです。

しかし、自己愛的な変質者の歪んだ鏡には、いつまでもありのままの自分が映ることはないでしょう。

倅らの出来も想像以上に悪く、教祖の暴走を止める者はもう誰もいませんから、信者は地球の破滅を心配する前に、自分の破滅を心配した方が良さそうです。

【合わせて読みたい】
予言がはずれるとき
レオン・フェスティンガー著「予言がはずれるとき」(勁草書房)

社会心理学の名著。大川本と異なり内容が濃いです。
しかし、教科書的な堅苦しさはなく、きっとノンフィクション小説のような感覚で読み進められるでしょう。

サンプルの一挙手一投足を眺めながらですと、より理解が深まると思います。
スポンサーサイト

「防ぐのは、オレだ。」

高齢者詐欺対策マニュアル
「マンガでわかる!高齢者詐欺対策マニュアル」

コンビニで購入できます。
振り込め詐欺(オレオレ詐欺)等の、詐欺・悪徳商法に対抗するための知識を、日本脱カルト協会の代表理事でもある、社会心理学者の西田公昭教授の解説と、見やすいマンガで整理されています。

コンビニでも購入できるのは良いですが、ただしご高齢者で、自ら自覚して本書を購入されるような方なら、そもそも意識が高い方と思われ、そうでない方々こそ被害者になってしまう可能性が高いことから、これは若い者が購入して送ったり、自分自身とてスキがあれば被害者になりかねないことを考えれば、まず自分が内容を嚙み砕いてから伝えるべきものかも知れません。

防ぐのは、オレだ。
【動画リンク】
「オレオレ詐欺を防ぐのは、オレだ。」

※「アタシアタシ詐欺」もありえなくないわけですが、警視庁犯罪抑止対策本部の調査では、犯人がなりすますのは、長男が49%、次男が27%、孫が11%、三男以降の息子が3%、その他が10%で、女性の親族になりすました事件はほとんどなく、一方でその被害者の約8割が60歳以上の女性で占められているようです。


母の日も近いことですし、これを赤いカーネーションとかプレゼントに添えて送ったり、訪ねて一緒に読んでみたりするのも悪くないんじゃないでしょうか。
(家庭的な事情で、それができなくても、自分が知っていることで、いつかどこかで誰かの助けになれるかも知れません)

本書は高齢者を狙った詐欺の被害防止を目的としたものですが、中では霊感商法にもふれらていますし、全体的に基本的なマインドコントロール手法の理解として、カルト対策に参考になる部分が多々あります。

最近のカルトは、中高生にも触手を伸ばしつつあり危険が増している状況から、カルト対策に特化したバージョンのものもあっても良いかと思います。

「マンガでわかる!学生カルト勧誘対策マニュアル」(案)
監修:西田公昭
執筆:藤倉善郎・鈴木エイト
漫画:村田らむ
といった企画は如何なものでしょうか?
プロフィール

アルゴラブ

Author:アルゴラブ
日本脱カルト協会
「JSCPR」会員

当ブログへようこそ。
私もペンとネットの力を信じ、「幸福の科学」を手掛かりに、カルトの問題について考えていきます。
脱会を迷われる方は、下記の記事カテゴリSuggestion の「脱会に必要なもの」をご覧ください。

コメント欄は非公開設定を選択することができます。悪質な荒らし行為等でない限りは決して公開されませんのでご安心ください。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR