マヌケな救世主
幸福の科学は、大川隆法は大宇宙の根本仏で、三世を見透す全ての観自在力(霊能力)を備えた大救世主というキャッチで売出し中です。
しかし、そうした設定を根底から崩す事件が平成12年に起こっていました。

事件を報じる朝日新聞紙面

『女性襲って下着を奪う』品川の容疑者逮捕』
帰宅途中の女性を襲い、身につけていた下着を奪ったなどとして、警視庁捜 査一課は21日、東京都品川区東五反田5丁目、宗教法人職員 梶ケ谷学容疑者(34)を強盗傷害、強制わいせつの容疑で逮捕したと発表した。
都内では、品川区や目黒区を中心に今年1月から同様の被害届が45件に上り、関連を調べている。
調べでは、梶ケ谷容疑者は7月21日深夜、港区白金台のマンション1階のエレベーター前で、帰宅してきた女性会社員(25)を背後から襲って引き倒し、首をねんざさせるなどのけがを負わせたうえ、下着を脱がせて奪った疑い。
逮捕された時、梶ケ谷容疑者は女性の下着3枚を持っており、自宅からも、女性の下着が約100枚出てきたという。
梶ケ谷容疑者は「おとなしくしていれば何もしないから」などと女性を脅して下着を脱がし、持ち去っていたという。
2000年(平成12年)8月21日(月) 朝日新聞夕刊

事件の詳細を追った週刊新潮

『女性パンツ脱がせて奪う
幸福の科学職員の変態不幸』
若い女性を襲っては、下着を脱がせて奪い去る変体男。掴まえてみればナンと「幸福の科学」の職員だった。 これまで集めた”戦利品”は100点にも上るというが、彼を駆り立てたものはいったいなんだったのか。
この”着用中パンティー連続強奪事件”は、今年の一月末から始まった。
「犯行現場は、東京都内、JR五反田や目黒駅に近い住宅地です。(中略)」と全国紙の社会部記者。
「手口はいつも同じ。好みのタイプの女性に遭遇すると、その後を尾行。スキを窺って背後から忍び寄り、いきなり押し倒す。片手で女性の口を押さえ、もう一方の手で股間をまさぐるのです。強く抵抗されると、パンティだけ剥ぎ取って逃げたそうですよ。」
ようやく犯人逮捕に至ったのが8月19日の未明。外出先からマンション2階の自室に戻った主婦(27)が、1階から「財布を落としましたよ」と声がするのを聞き、下りた途端に背後から襲われた。
「”俺は彼女がいないんだ。大人しくしていろ。パンティだけでいいから”と脅された。主婦は110番通報。 直ちに緊急配備を敷いた警察が、”目の大きいハンサムな顔立ち”という犯人像そのままの男を発見。 女性用パンティ3枚を隠し持っていたいたためその場で逮捕しました」(捜査関係者)
男は梶ヶ谷学(34)。警視庁によれば、被害に遭った女性はわかっているだけでも45人にもなるという。
「その日の午後、梶ヶ谷が住む東五反田にある”幸福の科学”の職員寮に家宅捜索を行ったところ、彼の部屋から女性のパンティのほかに,パンストや靴下などが出るわ出るわ、計100枚。 あまりのことに10名強の捜査員からどよめきの声が上がったほど。ブラジャーはなく、9割以上がパンティーでした」(別の捜査関係者)
かつて経験したことのない妖しい匂いが部屋に立ちこめていただろう。
大川総裁の運転手?
「あの人は色白で端正、上品な印象で、とてもそんないやらしいことなどしそうにない二枚目でしたけれどねぇ」
こう驚きを隠さないのは、梶ヶ谷容疑者が住んでいた寮の近くに住む主婦である。
「大川隆法さんでしたっけ、総裁とか仰るあの方の運転手をされていたようで、小学校に通う2人の子供の送り迎えをしているところもよく見かけました。目が合えば必ず黙礼を返す律儀な人でしたよ」
一方、近所の女子大生は、「幸福の科学の寮には、20代の若い男女が20人ほど住んでましたが、寮といっても一戸建ての共同生活。大量の下着が男の部屋にあったのを、他の職員が知らなかったわけがないでしょ。もう、想像するだけで鳥肌が立ちますッ」

梶ヶ谷容疑者は埼玉県生まれで、高校卒業後は父親が営む理髪用ハサミの卸会社に勤務し、平成8年春には結婚して女の子も恵まれた。が、2年ほど前に妻子と別居。現在は離婚調停中だという。
幸福の科学の運転手として雇われたのが昨年10月のこと。
「娘と別居してから、ずっと音信普通でしたけど、まさかあんな事件を起こすとは」と、言葉少なに語るのは、梶ヶ谷の妻の実母である。
「彼の実家は天理教の集会所なんです。ご両親も信心深い立派な方。3人の息子さんのうち、末っ子の学さんと次男さんが天理教を抜けて幸福の科学へ走ったそうです。娘は宗教に無関心で、それに付いていけませんでした」
信仰厚い家庭環境で育った男が、なぜかくもハレンチなマネをしでかしたのか。
「米国では、清教徒の子供に性犯罪者が多いとも言われています。性に対して抑圧的な環境から性犯罪者が生まれるケースは多いのです」と語るのは、心理学が専門の福島章上智大学教授。
「容疑者はフェティシズムとサディズムが混在した性倒錯者で、女性を征服し、戦利品を勝ちえたことで興奮と満足を覚える。通常の性交渉に満足できずに、偏執的な行動へと及ぶそんな彼らも、普段の生活は以外に健常なのです」
性倒錯者の”幸福の科学”は面妖極まりない。
週刊新潮2000年9月7日号
この事件の火消しに、教団は梶ヶ谷を即刻解雇し、信者の動揺を鎮めるために当事者を信者でも職員でもない雇われ運転手などと言っていたようです。
そればかりか、このことの本質的な問題から目をそらすために、他宗や公安警察の陰謀説、マスコミ捏造など、信者はさまざまな逃げ道を求めました。それは今日の信者も同様で、この件を問えば、生の認知的不協和のサンプルに触れることができるでしょう。
しかし、教祖の命を預かるドライバーに、このような採用はありえません。
フライデー事件の真っ只中、前線基地という扱いで活動の中心になっていた中野富士見町のビルに詰めていた頃のことですが、秘書部宛に一通の便箋が届きました。中には自らが正会員であること、そして秘書部警護課に採用して下さいと書かれた手紙と履歴書が同封されていました。
運転技術に相当自信があると書いてあるだけあって所持免許はフルビット、さらに小型船舶と確か単発ピストンのヘリの免許まであったように記憶しています。
当時の秘書部の男性は秘書課6名と警護課7名で、フライデー攻撃を始めて人出が足りない状況で増員も検討されていたところで、通常であればそうした飛び込みは扱わないものの、その時は秘書課長が履歴書を持って主宰室に伺いに入りました。
しかし、結果は不採用。理由は「波動が悪い」とのこと。警護課主任は残念がっていました。
私がいた頃の本部職員の採用の際は、総務が会員リストからあたりをつけて支部活動の状況をリサーチして直接に打診し、担当局長の直接面接、本部長によるチェックのうえ、履歴書を含めた稟議書が主宰に上がり最終的な判断がなされるのが通常の流れで、採用されると入局日には直接主宰から辞令交付がされ、また履歴書は四国の顧問にも送られていました。
運転業務に就く可能性のある者は、まず秘書部長と秘書課長による実際の乗車チェックがあり、警護課の場合はさらに就任前に2週間の合宿訓練もありました。課長や主任に認められないとハンドルを握る資格を得られず、またせっかく認められて車両を任されても、主宰や補佐の気分(波動が悪いの一言)で簡単に降ろされるばかりか、わずか数日で秘書部から消えた職員も少なくありません。
実際、地方から戻った大川を東京駅に迎えに行った運転手役の警護課主任を、いきなり「ピンク波動が出ている」と言ってその場で降車させ、警護課主任をその場に置き去りにしたまま同行の秘書が急きょ運転をして走り去り、そのまま配置転換させたことさえあります。
(警護課主任はその後に退職)
ピンク波動などと言って、それまで献身的に自分を護ってくれていた人を問答無用に斬り捨てておきながら、一方で大川隆法は目の前のパンティー連続強奪犯にまるで気付いていなかったという、繕いようもなく極めてシンプルな情けない現実がここにあります。
それは取りも直さず、大川隆法には霊能力などないという事実を明確に示すものです。
大川が吹聴する霊能力など、所詮は原始的防衛機制の賜物であって、幼児的万能感に根差した単なる宗教妄想にすぎません。
しかし、そうした設定を根底から崩す事件が平成12年に起こっていました。

事件を報じる朝日新聞紙面

『女性襲って下着を奪う』品川の容疑者逮捕』
帰宅途中の女性を襲い、身につけていた下着を奪ったなどとして、警視庁捜 査一課は21日、東京都品川区東五反田5丁目、宗教法人職員 梶ケ谷学容疑者(34)を強盗傷害、強制わいせつの容疑で逮捕したと発表した。
都内では、品川区や目黒区を中心に今年1月から同様の被害届が45件に上り、関連を調べている。
調べでは、梶ケ谷容疑者は7月21日深夜、港区白金台のマンション1階のエレベーター前で、帰宅してきた女性会社員(25)を背後から襲って引き倒し、首をねんざさせるなどのけがを負わせたうえ、下着を脱がせて奪った疑い。
逮捕された時、梶ケ谷容疑者は女性の下着3枚を持っており、自宅からも、女性の下着が約100枚出てきたという。
梶ケ谷容疑者は「おとなしくしていれば何もしないから」などと女性を脅して下着を脱がし、持ち去っていたという。
2000年(平成12年)8月21日(月) 朝日新聞夕刊

事件の詳細を追った週刊新潮

『女性パンツ脱がせて奪う
幸福の科学職員の変態不幸』
若い女性を襲っては、下着を脱がせて奪い去る変体男。掴まえてみればナンと「幸福の科学」の職員だった。 これまで集めた”戦利品”は100点にも上るというが、彼を駆り立てたものはいったいなんだったのか。
この”着用中パンティー連続強奪事件”は、今年の一月末から始まった。
「犯行現場は、東京都内、JR五反田や目黒駅に近い住宅地です。(中略)」と全国紙の社会部記者。
「手口はいつも同じ。好みのタイプの女性に遭遇すると、その後を尾行。スキを窺って背後から忍び寄り、いきなり押し倒す。片手で女性の口を押さえ、もう一方の手で股間をまさぐるのです。強く抵抗されると、パンティだけ剥ぎ取って逃げたそうですよ。」
ようやく犯人逮捕に至ったのが8月19日の未明。外出先からマンション2階の自室に戻った主婦(27)が、1階から「財布を落としましたよ」と声がするのを聞き、下りた途端に背後から襲われた。
「”俺は彼女がいないんだ。大人しくしていろ。パンティだけでいいから”と脅された。主婦は110番通報。 直ちに緊急配備を敷いた警察が、”目の大きいハンサムな顔立ち”という犯人像そのままの男を発見。 女性用パンティ3枚を隠し持っていたいたためその場で逮捕しました」(捜査関係者)
男は梶ヶ谷学(34)。警視庁によれば、被害に遭った女性はわかっているだけでも45人にもなるという。
「その日の午後、梶ヶ谷が住む東五反田にある”幸福の科学”の職員寮に家宅捜索を行ったところ、彼の部屋から女性のパンティのほかに,パンストや靴下などが出るわ出るわ、計100枚。 あまりのことに10名強の捜査員からどよめきの声が上がったほど。ブラジャーはなく、9割以上がパンティーでした」(別の捜査関係者)
かつて経験したことのない妖しい匂いが部屋に立ちこめていただろう。
大川総裁の運転手?
「あの人は色白で端正、上品な印象で、とてもそんないやらしいことなどしそうにない二枚目でしたけれどねぇ」
こう驚きを隠さないのは、梶ヶ谷容疑者が住んでいた寮の近くに住む主婦である。
「大川隆法さんでしたっけ、総裁とか仰るあの方の運転手をされていたようで、小学校に通う2人の子供の送り迎えをしているところもよく見かけました。目が合えば必ず黙礼を返す律儀な人でしたよ」
一方、近所の女子大生は、「幸福の科学の寮には、20代の若い男女が20人ほど住んでましたが、寮といっても一戸建ての共同生活。大量の下着が男の部屋にあったのを、他の職員が知らなかったわけがないでしょ。もう、想像するだけで鳥肌が立ちますッ」

梶ヶ谷容疑者は埼玉県生まれで、高校卒業後は父親が営む理髪用ハサミの卸会社に勤務し、平成8年春には結婚して女の子も恵まれた。が、2年ほど前に妻子と別居。現在は離婚調停中だという。
幸福の科学の運転手として雇われたのが昨年10月のこと。
「娘と別居してから、ずっと音信普通でしたけど、まさかあんな事件を起こすとは」と、言葉少なに語るのは、梶ヶ谷の妻の実母である。
「彼の実家は天理教の集会所なんです。ご両親も信心深い立派な方。3人の息子さんのうち、末っ子の学さんと次男さんが天理教を抜けて幸福の科学へ走ったそうです。娘は宗教に無関心で、それに付いていけませんでした」
信仰厚い家庭環境で育った男が、なぜかくもハレンチなマネをしでかしたのか。
「米国では、清教徒の子供に性犯罪者が多いとも言われています。性に対して抑圧的な環境から性犯罪者が生まれるケースは多いのです」と語るのは、心理学が専門の福島章上智大学教授。
「容疑者はフェティシズムとサディズムが混在した性倒錯者で、女性を征服し、戦利品を勝ちえたことで興奮と満足を覚える。通常の性交渉に満足できずに、偏執的な行動へと及ぶそんな彼らも、普段の生活は以外に健常なのです」
性倒錯者の”幸福の科学”は面妖極まりない。
週刊新潮2000年9月7日号
この事件の火消しに、教団は梶ヶ谷を即刻解雇し、信者の動揺を鎮めるために当事者を信者でも職員でもない雇われ運転手などと言っていたようです。
そればかりか、このことの本質的な問題から目をそらすために、他宗や公安警察の陰謀説、マスコミ捏造など、信者はさまざまな逃げ道を求めました。それは今日の信者も同様で、この件を問えば、生の認知的不協和のサンプルに触れることができるでしょう。
しかし、教祖の命を預かるドライバーに、このような採用はありえません。
フライデー事件の真っ只中、前線基地という扱いで活動の中心になっていた中野富士見町のビルに詰めていた頃のことですが、秘書部宛に一通の便箋が届きました。中には自らが正会員であること、そして秘書部警護課に採用して下さいと書かれた手紙と履歴書が同封されていました。
運転技術に相当自信があると書いてあるだけあって所持免許はフルビット、さらに小型船舶と確か単発ピストンのヘリの免許まであったように記憶しています。
当時の秘書部の男性は秘書課6名と警護課7名で、フライデー攻撃を始めて人出が足りない状況で増員も検討されていたところで、通常であればそうした飛び込みは扱わないものの、その時は秘書課長が履歴書を持って主宰室に伺いに入りました。
しかし、結果は不採用。理由は「波動が悪い」とのこと。警護課主任は残念がっていました。
私がいた頃の本部職員の採用の際は、総務が会員リストからあたりをつけて支部活動の状況をリサーチして直接に打診し、担当局長の直接面接、本部長によるチェックのうえ、履歴書を含めた稟議書が主宰に上がり最終的な判断がなされるのが通常の流れで、採用されると入局日には直接主宰から辞令交付がされ、また履歴書は四国の顧問にも送られていました。
運転業務に就く可能性のある者は、まず秘書部長と秘書課長による実際の乗車チェックがあり、警護課の場合はさらに就任前に2週間の合宿訓練もありました。課長や主任に認められないとハンドルを握る資格を得られず、またせっかく認められて車両を任されても、主宰や補佐の気分(波動が悪いの一言)で簡単に降ろされるばかりか、わずか数日で秘書部から消えた職員も少なくありません。
実際、地方から戻った大川を東京駅に迎えに行った運転手役の警護課主任を、いきなり「ピンク波動が出ている」と言ってその場で降車させ、警護課主任をその場に置き去りにしたまま同行の秘書が急きょ運転をして走り去り、そのまま配置転換させたことさえあります。
(警護課主任はその後に退職)
ピンク波動などと言って、それまで献身的に自分を護ってくれていた人を問答無用に斬り捨てておきながら、一方で大川隆法は目の前のパンティー連続強奪犯にまるで気付いていなかったという、繕いようもなく極めてシンプルな情けない現実がここにあります。
それは取りも直さず、大川隆法には霊能力などないという事実を明確に示すものです。
大川が吹聴する霊能力など、所詮は原始的防衛機制の賜物であって、幼児的万能感に根差した単なる宗教妄想にすぎません。
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