愛の押し売り。神理の安売り。

「月刊ミラクル」は、91年の大伝道期、一時期展開させていたA5版の小冊子で、これは会員向けの教本ではなく、伝道勧誘用のグッツです。

月刊ミラクル0号

この手の小冊子は、他の宗教勧誘の場面でもよく見られるもので、読み手のことを考えられない教団の独善的な発想で作られるので、気味の悪い宗教臭さを発するものばかりですが、ミラクルについても同様に作りがお粗末で、内容も教団売名がメインのうえ、一体どういった方向に向かおうとしているのか不明な、繕いようのない陳腐な幼稚さを醸し出しており、現場では、これでは伝道の支援にならないという声が上がっていました。

ミラクル君1
短命に終わった教団キャラの「ミラクル君」

ミラクル君2

ミラクル君3

ミラクル君4

ミラクル君のフォルムは、エンゼル体操のムキムキマンのようでオリジナリティはありません。

【参考画像リンク】
エンゼル体操 (作詞:景山民夫)

余談ですが、どなたか同人誌的なノリで、このミラクル君をブラックテイストで描いてみては如何でしょう。原作より数十倍面白くなると思います。

月刊ミラクル9号

さて、「月刊ミラクル」について、何より当時の現場を当惑させたのは、この小冊子は支部で買い取れという指示であったことです。

伝道用の小冊子を創刊したから、会員を使って各支部の地域にポスティングせよと、ある日突然、支部に大量に送り付けられ、しかも代金は各支部より本部に支払えという下知です。

総合本部は、現場の状況も知らずに「伝道グッズができたぞ。良かったな(ありがたく使えよ)。」的な態度で、結局のところこのミラクル買取の下支えは、無茶な大伝道の号令により疲弊し、脱会者続発によって減少した活動会員に圧し掛かかることとなります。

会員は送り付けられたミラクルの代金を支払うのみならず、休日には大量のポスティングに歩き回りました。
集合住宅のポストなら大量にさばけると思ったら、敷地に無断で入るなと住宅の管理人に怒鳴られたり、戸建てでも、迷惑だから変なもの配るなと支部に苦情の電話が入ることも珍しくなく、ご近所に配布する姿を目撃された者には、それが信仰告白となって、白眼視される悲劇も起こりました。

月刊ミラクル代金未回収分
1991年7月4日活動推進局会議資料①
支部への「月刊ミラクル」の押し売りで、代金回収が滞っている状況。

月刊ミラクル配布状況
1991年7月4日活動推進局会議資料②
各支部において配布しきれないまま堆積した「月刊ミラクル」の大量のバックナンバー在庫の問題に7号に至って漸く気付き、次号の発行数が下方修正された状況。(但し、この期に及んでなお、発行を中止する判断には至っていない)

与える愛だの何だかんだと声高に、やたら恩着せがましい幸福の科学のようなカルト宗教の活動モデルは、教団が会員に対して、また教団が社会に対し行う、こうした独りよがりの押し売り体質に尽き、本質的には、真理(※高橋信次のGLAの後追いである幸福の科学では“神理”と表記)を粗暴に扱っていることに無自覚な軽薄さに集約されます。

宗教の価値や信仰の意義をもっとも貶めるものは、信心なき唯物論者でも不可知論者でもなく、思慮の浅い似非宗教者です。それはある意味、ペテン師よりも悪質と言えるかも知れません。

いわゆる仏敵、アンチキリストの正体とは、きっと斯様なものです。
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予言がはずれるとき

こちらは91年当時、大伝道の戦略書籍として出版された2冊の予言本の広告です。

アラーチラシ

ノストラチラシ

チラシには、150万部とか200万部とか景気の良い文句が飛び交っていますが、これはあくまで「印刷部数」ということです。

そしてこちらは、教団が発表した、今となっては恥ずかしいプレスリリース。

プレスリリース1

プレスリリース2

プレスリリース3

結局のところ、大川隆法の予言は外れて大爆死し、予言書在庫は支部や倉庫に山積みにされたまま、世間には全く流通することなく、このことは教団内ですら黒歴史となりました。

伝道も単なる失敗にとどまらず、教祖の大川や教団自体の胡散臭さを印象付ける盛大な逆伝道となって、終いに追い詰められた大川が発狂してフライデー事件を起こすという顛末です。

予言を連発し、メディアでの宣伝を駆使し、お誕生日会に向かおうとする最近の流れは、91年の頃とよく似ています。
現実検討力がなく教訓を学ばないから、また歴史は繰り返すでしょうか。

大見得を切った予言がはずれるとき、現実の否認に、信者は教祖の霊力のおかげで危機から守られたなどと言って、認知的不協和を解決しようとします。幸福の科学の場合は、霊言した霊が誤ったという独特のパターンもあります。

いずれにしても、教団内という一般社会と乖離した環境下においては、信者同士でその認知を支持し合うので、社会的には全く通じないトンデモ理論でも、信者にはそれ以外の結論は一切採用されません。主体性を失った脆弱な自我が、自己崩壊への恐れに耐えられないからです。

実際、そこを追及してみれば、判で押したように同じ、認知的不協和理論の生きたサンプルに接することができるでしょう。

ところで、信者が拠り所とする論理の展開からすれば、逆にめでたく予言が成就した暁には、教祖も信者も無力で、存在価値がないことの証明となるわけですが、それで良いのでしょうか?

「桃李不言下自成蹊」

本物の国師なら、恐怖アピールでなく、調和への提言を発するなり、行動すべきです。
いつまでたっても世人に認められないのは、世人の目が曇っているからではなく、自分たちに徳がないからです。

しかし、自己愛的な変質者の歪んだ鏡には、いつまでもありのままの自分が映ることはないでしょう。

倅らの出来も想像以上に悪く、教祖の暴走を止める者はもう誰もいませんから、信者は地球の破滅を心配する前に、自分の破滅を心配した方が良さそうです。

【合わせて読みたい】
予言がはずれるとき
レオン・フェスティンガー著「予言がはずれるとき」(勁草書房)

社会心理学の名著。大川本と異なり内容が濃いです。
しかし、教科書的な堅苦しさはなく、きっとノンフィクション小説のような感覚で読み進められるでしょう。

サンプルの一挙手一投足を眺めながらですと、より理解が深まると思います。

フジサンケイの幸福の科学翼賛体制

みんなのニュース5月26日
フジテレビ「みんなのニュース」5月26日(金)

23日の産経ニュースでの提灯記事に続き、26日にはフジテレビ「みんなのニュース」で、他の重要なニュースを押しのけて、千眼美子こと清水富美加がトップの扱いでした。

番組始まって直後と途中にインタビュー映像をはさみ、それに本編を加えて、約2時間の番組中20分近くを費やすという、カルト宗教幸福の科学の広告塔は、どうやらフジサンケイグループとしても推しメンのようで、連日の広報活動は、まさに社運をかけた入れ込みようです。

みんなのニュース1

内容は、いったい何を明らかにしようとしに行ったのか意味不明なスタンスで、いつもの通り、フライデー事件の威力業務妨害を、「一部の信者のもの」と強調し、大学設置審査の過程で、文部行政をゆがめる圧力をかけたり、公職選挙法違反で家宅捜索され、教団ぐるみの行為と断罪された事実は完全スルー。布施の金額に定めはないと嘯く千眼のコメントにも突っ込みなし。

みんなのニュース3

みんなのニュース4

ぬるいインタビューとフライデー事件映像等で、一応は批判した“フリ”をしつつ、だいたいが先の提灯記事をトレースした教団広報の垂れ流しに終始しています。

みんなのニュース2

そればかりか、公開中の大川のドラ息子が主演する映画の幟旗まで、わざとらしくピックアップして、ちゃっかり宣伝してあげるという、随所にきめ細やかな配慮を行き届かせていました。

【関連リンク】
清水富美加が千眼美子で初テレビにネット騒然&出家騒動とその後【みんなのニュース フル版】


二世問題を語る西田教授
フジテレビ「ノンストップ!」では二世信者問題を扱っていたが・・・

今年3月2日、同局の別番組で、脱カルト協会理事の西田教授による二世信者問題を考える特集があった折、それ自体は大変良い内容ではあったものの、コーナー冒頭では男性局アナが、「今回扱うのは清水(幸福の科学)のことではない」と、わざわざ断りを入れる気遣いをみせていたのに強い違和感をおぼえましたが、今日もうここまで来ると、一般の視聴者にさえ激しい嫌悪感を与えたことでしょう。

幸福の科学の場合、どんな編集を施そうとも、その映像にはこの教団のいかがわしさをストレートに伝えて余りある破壊力がありますが、だからといって、キー局が唯々諾々と教団広報を垂れ流しして良い理由にはなりません。

最近では、事件報道において誤報や大きなミスも散見され、現在ここは放送倫理上の統制がとれておらず、完全に暴走していると看做す向きもあります。

今回はっきりした、同局の本件に対する認識の誤りは、特集最後の街の若者へのピントの外れたインタビューに象徴されていました。

彼女(清水)が理解されないのは、若者の宗教離れからでなく、幸福の科学がカルトで、彼女がその二世信者だからです。

みんなのニュース5

幸福の科学の問題は、宗教の問題ではなくカルトの問題。
清水富美加の転落劇が浮き彫りにしたのは、カルト二世の人権問題であるという視点がないから、その掘り下げもできないわけです。

もっとも、フジサンケイはカルトの御用報道になりさらばえており、そもそも掘り下げる意思もないのでしょう。

とどのつまり、この放送局は信用に値しません。

所詮はエンタメしかない、カルトと放送局のコラボということで、考えてみれば親和性が抜群の、これ以上ないお似合いの組み合わせでした。

幸福の科学と心中するフジサンケイの提灯記事

産経の提灯記事
産経ニュース 2017.5.23 17:00更新

清水富美加については、もはや重ねて語ることはないでしょう。
彼女の人生は、大事なところで教団に弄ばれて、社会的には既に“死に体”になってしまっていますから、今後どのような動きをしようと、この教団の駒になっている限りは、前後の連続性がなく、ただひたすらに今の我が身があるばかりという、カルト宗教信者に特有の醜態を露骨に晒し続けるのみで、教祖や教団に対する世間の嫌悪感を増幅するだけです。

ところで、記事の内容もさることながら、根本的に産経ニュースの姿勢は、いよいよ末期的です。
以前のフジサンケイグループ株主総会では、幸福の科学との蜜月ぶりに対して厳しい声が浴びせられ、その時に経営側は、「現場の判断だった」と回答して逃げをうっていたようですが、こんなことを繰り返して、結局のところ確信犯ではないですか。この傾倒ぶりは異常です。

【関連記事リンク】

不振フジHD株主総会、株主から批判続出

産経新聞が「幸福の科学」の広報紙に


株主は軽く言いくるめられて、馬鹿にされて、よく投資が続けられるものだと思います。
カルト教祖に貢ぎ続ける信者と構造的には同じであって、産経は保守側とは言われるものの、その実は保守とカルトの区別もつかない程度の知性の媒体ということなのでしょうか。

幸福の科学というのは、運営上に議論のある宗教、単なるアホカルトであるばかりでなく、かつては組織的な威力業務妨害も行い、近頃は組織的な選挙違反で摘発され、そのことについて何ら反省の総括もなく居直るという、幸福の科学は反社会的カルトなのです。

フジサンケイグループは、そうした反社会的勢力と共に手を携えて行こうというわけです。
こうした現状を、社員は一体どう考えているのでしょうか。

所詮はただの組織人に過ぎずに、ペンやマイクを握る者としての良心を堅持することなく、こんな有様を黙って追認して身内の膿も出せないようなら、”報道に携わる者“などという自己紹介は、金輪際いっさい認めたくありませんね。

幸福の科学商法の無間地獄

「このたび主の御慈悲により『〇〇型〇〇〇』 を頂けることになりました。本当におめでとうございます!!」

こんな白々しい煽りを、心底「イイシラセ」と思って聞いている信者が果たして何人いるのでしょうか。

フィギアやペンダントなどなど、教団グッズの別仕様が出るたびに繰り返される、終わりなき勧進の無限ループ。

AKB商法とかEXILE商法などよりも、よっぽどえげつない背徳ビジネスと言えるのが幸福の科学商法です。

幸福の科学神器

こちらは、その最初期の91年末頃のグッズ。
教団の財政難の立て直しのひとつに、「三種の神器」と称して、奉納目安¥70,000円で展開した際のチラシです。

神器内容

そしてこれを始まりに、くだらないアイテムが次々と出されていくこととなります。
ネット検索すれば、次から次と出てきます。

また、「実話BUNKA」 2017年 4 月号 では、そのいくつかが掲載されました。
(現物資料提供はフリーライター藤倉善郎氏)

実話BUNKA超タブー VOL.19 2017年 04 月号 1

実話BUNKA超タブー VOL.19 2017年 04 月号 2

食玩以下の造形の型で大量生産して、タミヤのラッカーで仕上げたような教祖のスタチューに何十万~何百万円の値段付けて、次々と荒稼ぎのカルト丸儲け。

一方で信者は、身包みはがされ骨の髄までしゃぶり尽くされて、ボロ雑巾のようにやつれ果てて、信者コミュニティーは、生活破綻者、社会不適合者の溜まり場と化す。

次から次へと、際限がなく欲求を喚起され続ける。
足ることを許されず、応えなければ、揃えなければと強迫観念にさえ襲われる。
結局、物質主義が増幅されて、心は不安感や欠乏感に晒され安寧を得るどころではない。

幸福の科学に限ったことではなく、カルト全般に言えることですが、心を救うためと称して物への依存性を高めていく矛盾。

この無間地獄から自らを救うには、脱会という断捨離しかありません。

誰かさんも、言っていたではありませんか。「執着を断て」と。

どうか自分で自分自身を救い、口先だけの教祖を凌駕してください。

広告に偽りあり

積んどく功徳
「積んどく功徳」

こちらは91年頃、大川本の販売促進に作成されたA3判二つ折りのチラシ。

91年は100万人の会員獲得をぶち上げて、狂気の大伝道を行った年です。
社会不安を煽る教団の「恐怖アピール」は、今日ではすっかりお馴染みとなっていますが、この時も、まず危険性に関する恐怖情報として「アラーの大警告」と「ノストラダムス戦慄の啓示」という予言書を、次に危険の回避の仕方に関する勧告情報として「永遠の仏陀」という霊言本を大伝道の戦略書籍と位置付けていましたが、予言は大ハズレし、気味の悪い自画自賛になど耳を傾けられず、目論見は完全にスベって戦略書籍はたちまち不良在庫の山となりました。

戦略書籍広告

新聞やテレビに多額の広告宣伝費を投入したばかりか、100万人の大教団を装った辻褄合わせに要らぬ経費支出が重なって、教団財務は資金ショートの危機的状況に陥ります。

このチラシ裏側には書籍リストと広告があるのですが、支部や倉庫に積みっぱなしの在庫をなんとか売り払って資金化を図りたい、当時の教団の苦しい台所事情がにじみ出ています。

その時期は、人件費の抑制のため急激に職員のリストラが始められ、対象職員の掃き溜めに「会員サービス部」という営業部門が設置されていて、このチラシはサービス部員に渡されていたものです。

営業成績の悪い者から肩たたきされる仕組みです。
ちなみに、教団女性理事の愛染美星こと山田美星も、秘書部からお払い箱にされて新宿支部にサービス部員として配属されたのですが、ほんの数日来て以降は全く出勤せずにサボタージュを決め込んで引き籠ってしまい、同僚や会員さんをかなり心配させていました。本人はその間、総合本部に必死のアピールをして、本部に復職を果たします。

あの時、無断欠勤を理由にリストラされていたら、愛染なんて法名を烙印されることはなかったでしょう。
国際線のキャビンアテンダントをこなせる優秀な人だったので、外でも生きていく術はあったと思いますし、人としてはその方が幸せになれたんじゃないかと、本当に残念に思っています。

私も警護課解散後、徳島付きとして秘書部に戻るまでの約5ヶ月、東京南部目黒支部、西部武蔵野支部、北部新宿支部と転戦していました。

私はその時は既にアンチで、目立たず脱会する機会を窺っていたので、むしろリストラ上等と、販促活動などほとんどせず、統括支部長や主任と衝突ばかりしていたのですが、本部秘書部の圧力と、優しい会員さん方の助命嘆願があったりして、結果的に支部をたらい回しになる形で残ってしまっていました。

積んどく功徳2

ブログ記事用に、他の資料を探していて出てきてものですが、いかにも幸福の科学らしい安っぽいキャッチと、何よりいま見返せば皮肉たっぷりの寒い広告が、幸福の科学というカルト宗教のハチャメチャぶりをよく表していると思えたので、ここで紹介することにしました。

なんらかの期待を持って入門しながら、大川や教団の実態に接して幻滅し、あるいは絶望して去って行った者達の数が、現存する信者数を上回っている今日、幸福の科学は明らかに不幸の生産者です。

性格改善とか。
家庭不和とか。
事業不振とか。

まったく功徳がないどころか、何より幸福の科学こそが、それらの発生機序の根本ではないですか。

大川隆法が説く法など、無意味無価値な戯言に過ぎないことは、説くもの自らすら救うことがない事実によって実証済ということです。

「防ぐのは、オレだ。」

高齢者詐欺対策マニュアル
「マンガでわかる!高齢者詐欺対策マニュアル」

コンビニで購入できます。
振り込め詐欺(オレオレ詐欺)等の、詐欺・悪徳商法に対抗するための知識を、日本脱カルト協会の代表理事でもある、社会心理学者の西田公昭教授の解説と、見やすいマンガで整理されています。

コンビニでも購入できるのは良いですが、ただしご高齢者で、自ら自覚して本書を購入されるような方なら、そもそも意識が高い方と思われ、そうでない方々こそ被害者になってしまう可能性が高いことから、これは若い者が購入して送ったり、自分自身とてスキがあれば被害者になりかねないことを考えれば、まず自分が内容を嚙み砕いてから伝えるべきものかも知れません。

防ぐのは、オレだ。
【動画リンク】
「オレオレ詐欺を防ぐのは、オレだ。」

※「アタシアタシ詐欺」もありえなくないわけですが、警視庁犯罪抑止対策本部の調査では、犯人がなりすますのは、長男が49%、次男が27%、孫が11%、三男以降の息子が3%、その他が10%で、女性の親族になりすました事件はほとんどなく、一方でその被害者の約8割が60歳以上の女性で占められているようです。


母の日も近いことですし、これを赤いカーネーションとかプレゼントに添えて送ったり、訪ねて一緒に読んでみたりするのも悪くないんじゃないでしょうか。
(家庭的な事情で、それができなくても、自分が知っていることで、いつかどこかで誰かの助けになれるかも知れません)

本書は高齢者を狙った詐欺の被害防止を目的としたものですが、中では霊感商法にもふれらていますし、全体的に基本的なマインドコントロール手法の理解として、カルト対策に参考になる部分が多々あります。

最近のカルトは、中高生にも触手を伸ばしつつあり危険が増している状況から、カルト対策に特化したバージョンのものもあっても良いかと思います。

「マンガでわかる!学生カルト勧誘対策マニュアル」(案)
監修:西田公昭
執筆:藤倉善郎・鈴木エイト
漫画:村田らむ
といった企画は如何なものでしょうか?

カルト自衛官の悪夢

関西校状況

こちらは幸福の科学学園関西校一期生の進路状況発表です。
相変わらず、文科省に不認可の処分をうけた私塾への入門を進学と言い張って憚りません。
一方、那須校と関西校の進路状況の別の部分が注視されています。

BJ記事

【記事リンク】
「公安当局、幸福の科学の自衛隊「潜入工作」を疑い警戒か」

上記の記事にあるような「潜入工作」と言えるかどうかは別として、教団が警察や自衛隊内等に橋頭保を設けようと活動するのは今に始まったことではなく、90年代も積極的に行っていました。その成果とは考えにくいですが、実際に元自衛隊員という経歴をもつ活動信者は現在も存在はしています。

しかし教団は、ある自衛隊幹部候補を引き抜いた末に、結局は持て余して簡単に捨てたことなどがきっかけで強い反感を買い、以降は有害なカルトの一つとして隊員教育がなされるようになったと、以前に関係者から聞いています。

現在も勧誘によって信者を獲得することは困難でしょう。
何より、清水富美加の出家騒動は、幸福の科学信者のありのままの姿を露骨に示し過ぎました。カルト自衛官の危機については、オウム、統一教会、顕正会などの事例もあるので、より厳しくなるでしょうし、そうすべきです。

彼らはあくまで教祖の大川の私兵であって、決して“全体の奉仕者”にはなりえません。
社会のルールを無視した独善的で無理矢理な現状変更の実際を見物した今となっては、警視庁公安部などが幸福の科学を監視対象としていることに、もはや疑問の余地はないと思います。
上記の記事媒体の社会的評価にかかわりなく、このことについては、私自身の部分でも独自のルートで把握しています。


以下は、私がかつて「大川隆法の本心」と題して、“『幸福の科学』撲滅対策本部★したらば営業所”内の資料集に投稿した、1994年3月に大川が一部の職員に行った談話記録の中から、学生信者についての考えを述べた部分の抜粋です。


大川隆法「学生部について」(抜粋)

「学生部が使えないと、宗教運動として盛り上がらない。学生部を機動部隊として使う。学生部のたまり場なんか金がかからない。10万もあれば借りて、たまり場に。そこを拠点にしてオルグさせて。授業の間に集まれるような。」

「最後、警察と戦うのは学生。レーニンの10月革命前の集会は2万3千だった。ワーとやって、一年後10万ぐらいになっていた。こんなもんで革命ができる。うちも全国の力を票めれたら、かなりのことやれる。」

「学内に上手に細胞をつくったら、 「とにかく仲間を増やせ」と言って。映画の券ぐらい学生に売りつけないと。民育ぐらいやってもらわんと。映画のチケットをさばかせる。ターゲット校を決めて、学内の会員数目標まで絞り込んでいこう。あと、卒業して社会的影響力が出てくる。左翼の活動家ばりに根をはって欲しい。」

大川にとって、若者はまさしく手駒です。
新年度が始まり、大学ではサークル活動の勧誘がこれから盛んになる時期です。
学生の皆さんは、くれぐれもカルトの甘い罠に注意して下さい。


【関連リンク】

「大川隆法の本心」(有志まとめサイト)

「大川隆法の本心」(したらば資料集699~733)


森友学園と幸福の科学学園

森友学園の問題でワイドショーは連日の大騒ぎです。

森友問題構図

こちらは上記のアカウントの方が整理された森友問題の構図です。
テレビのワイドショーなどに見られる奇をてらった紙芝居風のフリップよりも、シンプルで見やすい出来栄えかと思います。

ここに示される、政治家の圧力や役人の恣意的な私学審議会運営、また校地に関わる疑義などの設置認可に関わる問題。そして、独善的な世界観の刷り込み、さらに生徒の虐待という教育の質にかかわる問題などは、正に幸福の科学学園の問題そのものでもあります。

毎日新聞は、2017年3月3日の社説で、森友学園の教育内容を「洗脳」という言葉を用いて厳しく批判しました。

毎日新聞社説

【記事リンク】
「森友学園 教育機関と言えるのか」

「政治について理解する力が身についていない幼児に、大人の思想を押しつけるのは教育ではなく、まさに洗脳である」

「子供の健全な成長に影響を及ぼしかねない深刻な事態だと受け止めなければならない」

幼稚園と高等学校という違いで黙認されているのでしょうか。
幸福の科学学園にいるのは幼児期から信者家庭で躾けられた二世信者で、普通の高校生とは言い難い集団です。それが公教育を隠れ蓑に、個人崇拝の洗脳を受けている状況にはお構いなしであるのは、いかなる違いによるのでしょうか。

それは結局、政局にかかわりがないからでしょう。
森友学園と同質の問題を抱えながら、幸福の科学が、さらにはカルト問題そのものが、依然として政治的に見捨てられた問題だということです。

毎日新聞の社説に私は同意ですが、一方で大手マスコミが「洗脳」という言葉まで使うのであれば、宗教がらみだからと逃げ腰にならずに、他の問題にもしっかり切り込んで一貫性を示してみせて頂きたいものです。


ところで、森友学園の問題については、明日23日に同法人の元理事長である籠池氏の証人喚問が予定されています。

ここ数日は、安倍首相からのものとされる100万円の寄付金について、紙ベースの証拠の評価をめぐって推測、憶測が乱れ飛び、オルタナ・ファクトになっています。

確かに不可思議な取引であることには違いはありませんが、田崎史郎とか山口敬之はじめ様々な仰々しい肩書のコメンテーターの多くが、実は会計処理のイロハや、犯罪収益移転防止法への無知を晒していることにお気づきでないのが滑稽です。

一般社会人で実務経験のある人には簡単に分かることなので、いちいち突っ込むのも面倒なくらい、冷めた目で見ている人が少なくないと思いますが、そもそも事実に先立って推理しても無意味であって、これらのことは、該当年度の資金収支元帳、総勘定元帳、周辺会計の帳簿、または関係者の口座記録など精査すれば済むことです。

寄付の件など問題の本丸ではないのですが、しかし、逆にだからこそ、お昼のワイドショー程度の主張が独り歩きしているような現状で、与野党それぞれ証人喚問の準備はホントに大丈夫なのか疑わしくなります。

安倍昭恵氏とあえば直道
あえば直道と安倍昭恵氏
トランプ当選直後、共和党顧問と詐称する「あえば」とのツーショット
内閣府の夫人付職員を使って自ら招いた会食の様子


私は、この夫人の自覚のなさ、軽率さが根本的な問題ではないかと思っています。
籠池氏の答弁によっては昭恵氏の説明責任も生じることになるでしょう。そもそも違法性のない寄付だったのに、「記憶がない」のか「やっていない」のか、偽証がからめば違法となりかねなくなりました。

人を殺せし人の哀しみ

平成7(1995)年3月20日
仕事で訪問した方の家のテレビに、地下鉄の地上出口付近に集まる多くの赤色灯と救護所の映像が映っていました。

そこは、ちょうどその日、同僚が出かける予定だった付近でした。お客さんのご厚意でお電話をお借りし、会社に安否確認の連絡を入れたところ、同僚はたまたま予定よりも早く行動しており、その時は既に帰社していたところで、結果的に無事ではありましたが、予定通りの行動であったら巻き込まれていた可能性が高く、数時間前に通過した場所の惨状にショックを受けていました。日常の中に、突然異常事態が飛び込んできた日です。

多大な犠牲者を出したオウム真理教による地下鉄サリン事件から22年。当時からオウム真理教の問題を追い続けている江川紹子氏の記事があります。

江川氏記事
【記事リンク】
彼はどのようにして地下鉄サリンの実行犯になったか

「彼はどのようにして地下鉄サリンの実行犯になったか」と題する記事の中で、元々は分別のあったはずの若者たちを、無差別大量殺人の実行に向かわせてしまった心の変化の過程を、こう紐解いています。

「どんなに非現実的なことであっても教祖が言えば、信者はそれを現実的なものとして受け入れるのがオウムだった。無意味なことでも、教祖の考えならば崇高な意味があり、それが分からないのは自分のレベルが低いからだと、信者たちはそれ以上深く考えようとしない。「グル(師)の意思」は、信者にとっていわば思考停止ワードだった。本件も、実行犯に教祖の指示を伝えた教団ナンバー2の言葉から、誰もが「グルの意思」と信じた。」

去る3月18日発行の「新潮45」には、幸福の科学の問題を追う藤倉善郎氏が「幸福の科学 その「洗脳力」の研究」という記事を寄稿しています。

新潮45 2017.3.18

その記事の中でも、「先生には深いお考えがあるに違いない」というかたちで、信者が自己の内面で生じた疑念を悪魔の囁きとして抑圧し、思考停止する過程が指摘されていますが、麻原彰晃と大川隆法、教祖や教団の性格の違いこそあれ、そこにはカルトに共通する人格変貌のメカニズムが示されています。

この二つの記事は是非とも御覧頂き、記録に留めて頂きたいと思います。

江川氏の記事中では、サリン事件の実行犯の一人である広瀬健一死刑囚の手記も案内されています。

広瀬健一死刑囚手記

丁寧な59枚に及ぶ手記は以下のリンクから御覧頂くことができます。
自筆の訴えに直接触れてみて下さい。

【広瀬健一死刑囚手記PDFリンク】
「カルトへの入会を防止する手紙」

私の中には、警察官か刑務官か、どういった方の言葉だったか今は思い出せないのですが、ひとつの言葉が沸いてきました。

「人を殺せし人の哀しみ」

命を奪われた方やそのご遺族、また現在も様々な後遺症に苦しむ方々とそのご家族、そうした被害者の方々にとって、いくら憎んでも余りある加害者であることには違いないとしても、彼らもまたカルトの被害者であることも理解しなければ、こうした凶行を繰り返させない社会を目指すことはできないと思います。

苦すぎる教訓を活かさなくてはいけません。

【その他関連リンク】井上嘉浩死刑囚支援サイト
Compassion「カルトを抜けて罪と向き合う」
プロフィール

アルゴラブ

Author:アルゴラブ
当ブログへようこそ。
私もペンとネットの力を信じ、「幸福の科学」を手掛かりに、カルトの問題について考えていきます。
脱会を迷われる方は、下記の記事カテゴリSuggestion の「脱会に必要なもの」をご覧ください。

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